足上げ腹筋は腹筋に効かない
2012年06月07日
からだ作りをはじめる人が多い6月。
ボディラインが目立つ服を着る機会が増える夏。
そろそろ始めなきゃ!と思う方が多いからでしょう。
シェイプアップで特に気になるお腹周り、腹筋は、
●腹筋は脚についていない
☆この記事に関する質問や御感想は
シェイプアップで特に気になるお腹周り、腹筋は、
構造を理解すると効率よく鍛えられるので、
じっくり見て行きましょう。
●筋肉の付け根がわかれば動きがわかる
質問です。
力こぶの筋肉に力を入れてください。
じっくり見て行きましょう。
●筋肉の付け根がわかれば動きがわかる
質問です。
力こぶの筋肉に力を入れてください。
と言うと皆さん、肘を曲げると思います。
鈴木正之著「間違いだらけの健康体力づくり番組」中日出版社から抜粋
鈴木正之著「間違いだらけの健康体力づくり番組」中日出版社から抜粋
図を見ると、力こぶの筋肉、上腕二頭筋は
背中にある肩甲骨と前腕にある橈骨(とうこつ)の
2つの骨に付着しているのがわかります。
筋肉は、付着している一方の骨を固定して、
もう一方が付着している骨を近付けることで、
筋肉が短くなり力を発揮します(短縮性筋収縮)。
前腕の骨を肩甲骨に近付けるために、肘を曲げる。
だから力こぶの筋肉に力が入り盛り上がる。
上腕二頭筋に力を入れるのに、
2つの骨に付着しているのがわかります。
筋肉は、付着している一方の骨を固定して、
もう一方が付着している骨を近付けることで、
筋肉が短くなり力を発揮します(短縮性筋収縮)。
前腕の骨を肩甲骨に近付けるために、肘を曲げる。
だから力こぶの筋肉に力が入り盛り上がる。
上腕二頭筋に力を入れるのに、
肘を曲げるのは、正解です。
●腹筋は脚についていない
では腹筋。
特にお腹の前にある「腹直筋」の付け根を見ましょう。
カパンディ「関節の生理学III 脊柱・体幹・頭部」医歯薬出版から抜粋
付け根は骨盤と胸部の肋骨にありますね。
ということは腹直筋に力を入れるために、
骨盤と肋骨を近付けることが必要です。
腹筋は、脚の骨にはついていないので、脚を
骨盤と肋骨を近付けることが必要です。
腹筋は、脚の骨にはついていないので、脚を
持ち上げるだけでは、使われません。
骨盤を丸め上げる動作が入らないと
骨盤を丸め上げる動作が入らないと
使われないのです。
どんなトレーニングで鍛えられるかというと、
「クランチ」
どんなトレーニングで鍛えられるかというと、
「クランチ」
お腹を丸めて骨盤に肋骨を引き寄せる種目です。
もう一つは「ヒップレイズ」
鈴木正之著「間違いだらけの健康体力づくり番組」中日出版社から抜粋
もう一つは「ヒップレイズ」
鈴木正之著「間違いだらけの健康体力づくり番組」中日出版社から抜粋
脚を持ち上げた位置から、骨盤を丸め上げて、
肋骨に引き寄せる種目です。
脚を上げる腹筋のトレーニングは、
骨盤を丸め上げることでより効率よく鍛えられます。
ちなみに全国書店で発売中のファッション誌、
肋骨に引き寄せる種目です。
脚を上げる腹筋のトレーニングは、
骨盤を丸め上げることでより効率よく鍛えられます。
ちなみに全国書店で発売中のファッション誌、
OCEANS7月号。私、連載中の「筋肉ソムリエ」も
腹筋特集です。あわせてぜひ御覧ください。
☆この記事に関する質問や御感想は
コラムニスト:柴田 明
フィジカルトレーナー
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