エナジードリンクで運動パフォーマンスを上げる
2012年05月23日
Monster Energy、Red Bull、ROCKSTAR など
疲労回復を謳った「エナジードリンク」コンビニ
でもよく見かけるようになりました。
エナジードリンク=栄養ドリンク。
リポビダンDやユンケルなどと同じように有効
成分として含まれているのは、カフェインです。
カフェインは量とタイミングに気をつければ、
眠気覚ましだけでなく、運動能力向上にも
役立つというデータがあるので、運動前に
エナジードリンクを試してみる価値も大有です。
●筋力と持久力が向上
ウエイトトレーニングの前にカフェインを摂ると
ウエイトトレーニングの前にカフェインを摂ると
筋力が向上する可能性がある。
という結果が179mgカフェインを運動60分前に
摂取し、ベンチプレス、デットリフト、スクワット
を限界まで行った実験で出ています。
カフェインを摂った時の方が、限界までの回数が
明らかに向上したのです。
The acute effect of a caffeine containing energy drink on mood state, readiness to invest effort and resistance exercise to failure.
筋力だけでなく、持久力にも好影響が。
The acute effect of a caffeine containing energy drink on mood state, readiness to invest effort and resistance exercise to failure.
筋力だけでなく、持久力にも好影響が。
体重1kg当たり6mgのカフェインを運動70分前に
摂り、バスケットボールやサッカー、ラグビー
に必要な、ダッシュを繰り返す持久力(間欠性
持久力)のテストを実施。
カフェインを摂った時の記録が16%も向上した。
というデータもあります。
Caffeine intake improves intense intermittent exercise performance and reduces muscle interstitial potassium accumulation.
カフェインは運動60~70分前の摂取で、
カフェインは運動60~70分前の摂取で、
パフォーマンス向上が見込める成分
と言えるでしょう。
●体重1kgあたり1mgから始める
実験で運動前に摂取したカフェインの量は
実験で運動前に摂取したカフェインの量は
一方の実験では179mg。
もう一方の実験では体重1kg当たり6mg。
(体重70kgでは420mg)バラバラです。
どれ位摂れば良いのでしょうか。
運動前に体重1kg当たり1mgのカフェイン
摂取でも効果は有る。と、オーストラリア
スポーツ機構は伝えています。
各飲料に含まれているカフェインの量は
・お茶 1杯 50~80mg
・コーヒー 1杯 40~180mg
・コーラ系 1缶 30~50mg
・エナジードリンク 1缶 30~80mg
・お茶 1杯 50~80mg
・コーヒー 1杯 40~180mg
・コーラ系 1缶 30~50mg
・エナジードリンク 1缶 30~80mg
仮にカフェイン420mg摂ろうとするとエナジー
ドリンクを運動前に4本以上飲むことが必要。
私はこの量は摂り過ぎだと考えています。
カフェインには血圧アップや神経過敏の
副作用、加えて利尿作用があるからです。
利尿作用から来る、脱水症状を防ぎつつ、運動
パフォーマンスを上げるには、オーストラリア
スポーツ機構は伝えている最少量、体重1kg
当たり1mg。
コーヒー1~2杯かエナジードリンク1本が無難
でしょう。
但し、カフェイン入りドリンク。効果を体感する
にはかなりの個人差があるようです。
エナジードリンクも、運動前に一度飲んで効果
を確かめてみてください。
☆この記事に関する質問や御感想は
コラムニスト:柴田 明
フィジカルトレーナー
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