食の色香をほんのりと

史上最多の大関6人と残券6080枚。今場所の250円ちゃんこは「花籠部屋」です。


現在、東京・両国国技館にて大相撲5月場所開催中。
史上最多の大関6人を抱える今場所、好取組も多くある中、
なかなかチケットは売れていない様子です。

先日、5月場所二日目(5月7日)では入場券が6080枚売れ残り、
今年初場所3日目の5793枚を上回り残券数も最多となってしまったようです。
大相撲好きとしては、ちょっとさみしい気分です。

裸ん坊の大きく太った力士がまわしひとつでぶつかり合うというスタイルが、
若い人にはちょっと抵抗があるのかな。

強い力士ほど、からだの張りはミケランジェロにでも彫って欲しいと思うほど美しいし、
完璧な股割りなんて惚れ惚れするほどの柔らかさ。
激しく前にぶつかっていく極めて正統派な取り口もあれば、
「変化」と呼ばれるフェイントのようなスタイルの取り口もあり、
巨体が土俵上で舞うようにジャンプする姿もなかなか愉快、
それぞれ力士の特徴を知れば知るほど
「今日はどんな形で攻めるのかな」と楽しみになります。

そして今場所を盛り上げているのは境川部屋の3関取、
妙義龍、豪栄道、そして先日7日目12日横綱白鵬に勝った豊響。
軍配は白鵬に上がったものの「物言い(※1)」がつき、
協議の末「行司差し違え(※2)」で金星を獲得。
懸賞を受ける際の顔をくしゃくしゃにした男泣き、思わずもらい涙です。

さらに両国国技館では、場所中相撲部屋のちゃんこ(250円)が食べられたり、
69連勝という大記録とそのすばらしい品格から「昭和の角聖」とも称されている
双葉山の「生誕100年記念 双葉山定次展(2012年4月17日~6月15日)」が
国技館の中にある相撲博物館で開催されているなど、
相撲にまつわる楽しいこともいっぱいです。


なお、今場所の250円ちゃんこは「花籠部屋」。期間によって味も色々です。
煮物や鍋物料理って、少量よりもたくさんの材料で作るほうが
一層味わい深く美味しくできますよね。相撲部屋のちゃんこ、これは必食かも。

・5/6~10:ゆず塩味ちゃんこ鍋
・5/11~15:ホルモンちゃんこ鍋醤油味
・5/16~20:新潟のっぺい汁風ちゃんこ鍋
(日本相撲協会公式サイトより)

テレビで見ているほどには、実際は大きく感じない東京・両国国技館、
1階席でなくとも、2階の椅子席や自由席でも十分見応えはあります。
相撲部屋のちゃんこに舌鼓みしつつ気軽に大相撲観戦、いかがでしょうか?

(※1)相撲において行司の下した判定に審判委員や控え力士が異議を申し入れること。
(※2)物言いがつき協議の結果、行司の判定(軍配)とは逆の結果になること。「行事軍配差し違え」とも言う。


■お知らせ■
毎年、大相撲5月場所が始まる頃から名古屋での7月場所の頃まで、
我が家の食卓はアジの献立で賑わいます。
刺身やタタキはもちろんのこと、焼いても、揚げても美味しいアジは、
せんべいにして骨まで食べられ、一尾まるごと命をいただけるうれしいお魚です。
魚の三枚おろしの手始めに最適なアジは、まさにこれからが旬。
三枚おろしの基本のほか、だしのとり方やごはんの炊き方など、
和食の基本を盛り込んだ一発和食基本レッスンを行います。
どうぞお気軽にご参加ください。お待ちしております!

日時:5月27日(日)/昼の部11:00~14:00・夜の部16:00~19:00
場所:キッチンスタジオAL(アル)(東京・代官山)
詳細はこちらまで → http://al-tokyo.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html
AL → http://www.al-tokyo.jp/

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コラムニスト:奥田 ここ

奥田ここ料理教室主宰

奥田ここ Twitter ID:http://twitter.com/KokoOkuda
コンタクト先:kokookuda.info@gmail.com
奥田ここBlog 「馳走」:http://chisou.typepad.jp/