食の色香をほんのりと

二日酔いには豆もやし


忘年会やパーティなど、一年の中で一番二日酔い人口が多そうな今月師走。
ウコンのパワーに助けられ乗り切っている、なんてこともありそうなこの頃でしょうか。

皆さんはつらい二日酔いとどんな風に向き合っていますか?

私の場合は、
・とにかく安静(難しいことも多いですが)
・水をひたすら飲む
・足の親指と人差し指の付け根あたりの「太衝(たいしょう)」と呼ばれるツボを押す
・梅干し粥を食べる
とこんな感じですが、今年からはさらに「豆もやしスープ」が追加されそうです。

前回に続いてまた韓流ドラマ。
昨年韓国でも大ヒットをし、11月にはBSフジにて再放送をされていたドラマ
『逆転の女王(韓国MBC・2010年)』。
このドラマ、仕事と恋、結婚と離婚、そしてイケメン財閥子息の一途過ぎる横恋慕、
そんなことが錯綜する愉快・痛快ラブコメディなのですが
、ほんとよくお酒を飲むシーンが出てきます。
それもたいてい翌日にひびく二日酔いレベル。

ドラマでは、パク・シフ演じるイケメン財閥子息「ク・ヨンシク(役名)」と
ひょんなことから同居をすることになる、キム・チャンワン演じる
年上ながらも気弱な部下「モク・ヨンチョル部長(役名)」とのやりとりが
ほんわか、和みます。

ストーリーも佳境な第26話では、前夜泥酔し帰宅したク・ヨンシクに、
翌日、朝日さし込むダイニングで「もやしスープをどうぞ」
とさし出すモク・ヨンチョル部長。
泥酔した理由も見所ではあるのですが、凹んだときに時に出される
からだも心も温めてくれる食事ってほんとにじんわりとおなかに響きます。
このシーンで気分と胃袋はもやしスープへ突入。

韓国では「二日酔いスープ」と呼ばれるものがいくつかあるそうですね。
豆もやしって安いしどこでも売っているしすぐ作れそう。
そんな訳で早速作ってみたところ、簡単で美味しく、
のどから胃袋にかけてじーんとしてきます。
日本の食卓では、主役に躍り出ることも少ない豆もやしですが、
12月は豆もやし月間になりそう。

<豆もやしとしじみのスープ>
豆もやしにしじみの旨みをそえたスープです。
1.しじみの砂抜きをし、こすり合わせて洗う
2.鍋に水と昆布を入れて、1.のしじみを入れ、
 貝が開いたら昆布を取り出し、布巾でこす
3.豆もやしのひげをとり、洗う
4.青ねぎを小口切りする
5.2.でこした汁としじみを鍋に戻し、3.の豆もやしを入れ、一煮立ちさせ、
 淡口醤油・濃口醤油・酒・塩・ごま油で味を調え、仕上げにすったにんにくを入れる
6.5.を椀にもり、4.の青ねぎと糸唐辛子を散らしたら出来上り


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この「逆転の女王」というドラマでは、
ストーリーの痛快さについつい感情移入してしまうのですが、
オフィスのランチアワーに活タコを食べるシーンや、
会社の残業食での買出しではトッポッキがリクエストされたり、
夜の屋台で温かいものを啜る場面など、
韓国の日常を感じられる食のシーンも満載です。

その他オフィスでこの色とデザイン?!と思うような
セクシーかつファッショナブルなスタイリングなど、
出演者のファッションチェックも楽しめるオマケ付き。
気になる洋服もありましたがどう後追いをしていいのか未だ不明。
まだまだ語りつくせぬ魔力のような魅力あふれるこのドラマ、
これ以上書くのはちょっと我慢して。
どっぷりはまってみたい方、とてもオススメです。
コラムニスト:奥田 ここ

奥田ここ料理教室主宰

奥田ここ Twitter ID:http://twitter.com/KokoOkuda
コンタクト先:kokookuda.info@gmail.com
奥田ここBlog 「馳走」:http://chisou.typepad.jp/

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