Vol.9 「連舫大臣退任劇」に思う「白」
2012年01月17日
こんにちは、カラーセラピストの添(そい) 実のりです。
このコラムでは、色が与える印象や効果を"色のメッセージ"と捉えて、
テレビ番組の放送内容に関連してお伝えしています。
* * *
1月13日、連舫行政刷新担当大臣が退任。
夜のニュース番組では、
ロイヤルブルーのジャケットを着た彼女がマイクの前に立つ様子が映し出されていました。
連舫議員といえば、
事業仕分けでの「2位じゃダメですか?」発言など、
短く迷いのないコメントで国民の関心を引き付けました。
また、白い服が定番。
その佇まいはまるで、ネズミ色の男性議員集団のなかの一羽の白鳥、
あるいは泥のなかの一輪の蓮のように"そこだけが凛として"いるように感じます。
クレバーで頑張り屋、常に気を抜かない女性。
でも、フランクな部分も持ち合わせている。
私は彼女と同世代ですが、
この年代にはあのような女性に憧れ、自分もそうなりたいと思う同性がたくさんいました。
私もそんななかの1人でした(笑)。
ところで。
「白」のキーワードの一部には、
・清潔感
・潔さ
・完璧
・純粋
・スマート
があります。
スタイルもよく、着こなしのセンスも抜群の連舫議員。
私の目には、まさにこのキーワードどおりに映っていました。
ところが。
大臣退任の理由として浮上する意外な言葉。
真偽のほどはわかりませんが、「白」のイメージとはほど遠い。
そんな噂を鑑みて、さらに「白」のキーワードを見てみると......。
・遮断
・反射
といった言葉に繋がってきます。
例えば、真っ暗な道の向こうから
ヘッドライトを点けたクルマが近づいて来たら、
あまりの眩しさに何も見えなくなることがありますね。
つまり、連舫議員の「白」は、
見せたくないものを隠し、美しいイメージを強調した、
と考えることもできるのです。
あれだけ「白」にこだわった彼女が、
退任時にロイヤルブルーを着ていた意味は......。
もしかしたらそれは、
大臣としての最後のプライドかもしれません。
「私を傷つけるようなことを言わせない」
「私はまだ、大臣の座にいたい」
「降ろされるのではない。自分で降りるのだ」
そんな気持ちがロイヤルブルーのジャケットを選ばせたのかな?
なんて妄想を膨らませてしまう私。
なぜなら、ロイヤルブルーは英国王室の衣装から名づけられた色。
ふつうの「青」でさえ「権威」という意味があるのに、
ロイヤルですからねぇ......。
さらに「権威」を感じ取ってしまうのでした。
コラムニスト:添 実のり
カラーセラピスト
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