色は意外とおしゃべり

Vol.8 特別編:2011年を振り返る。「絆」を色に例えると......


こんにちは。カラ―セラピストの添 実のりです。
石川編集長から「今年を振り返った原稿を!」という指示が飛んだので、
今年1年を<色>を通して見ていきます。



日本漢字能力検定協会が発表した
『今年の漢字』は【絆】。


辞書には、こうあります。

人と人との断つことのできない繋がり。離れがたい結びつき。


これを聞いて、3.11を想像した人も
少なくないでしょう。

被害に見舞われた方とその家族、親類、友人。
同じ町に住む人、学校や職場の人。
避難所生活のなかでの出会い。
現地に赴いたさまざまなボランティアさん、
変わり果てた光景をテレビで見て、募金や物資を送った人。

もともとあった関係、
3.11以降に生まれた関係。

みんながこの災害を「他人事」ではないと捕らえたことで、
【絆】が生まれ、再確認することもたくさんありましたね。


ところで。
【絆】を色に例えたら、どんな色になると思いますか?


それは「赤」。



血の繋がりなど関係の濃厚さ、結束。
そして、「自分たちの行動は正しい」という正義感を指し示す色でもあります。


震災に関する、いくつかの支援団体のロゴは、
赤が印象的です。

Pray For Japan
東日本大震災支援全国ネットワーク
アースワン

日の丸の赤がモチーフになったのだという推測もできますが、
やはり国旗の色をもってくるところは
「同じ日本人じゃないか! 一緒に頑張ろう」という意識が
見え隠れしているように思います。



もう1つ。
「結束」ということで政治の世界、
各政党のロゴの色を見てみたのですが......。

共産党は、やはり「赤」。
自民党は、意外にも「緑」。
みんなの党は、色彩心理を加味しているのか「赤」と「水色」。

そして大注目の与党・民主党は「赤」でした!

結束力......大丈夫かしら。
コラムニスト:添 実のり

カラーセラピスト

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