色は意外とおしゃべり

Vol.6 制服に隠された......


こんにちは、カラ―セラピストの添 実のりです。
このコラムでは、色が与える印象や効果を"色のメッセージ"と捉えて、
テレビ番組の放送内容に関連してお伝えしています。

*    *    *

なんだか最近の大学生は、
一年中シューカツしているような気がしませんか?

先日も、駅のエスカレーターで私の前にいた女性が、
黒のスーツ/A4用紙がすっぽり入るショルダーバッグ/黒いパンプス
という格好。一目でシューカツの学生だとわかります。
 
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その後ろ姿を見ながら、
「私の時代、リクルートスーツは紺だったよなぁ」。


そう。
かつて、リクルートスーツは紺色が定番だったんです。


紺色には、統制というイメージがあります。
「組織に従い、はみ出ない」、
だから学校や組織の制服に、よく使われています。

たとえば学校は、
他人との共同生活を通じて社会性を育てる場所。
いくら「個性を伸ばす」なんて言っていても、
生徒にすべて好き勝手にやらせたら教育になりません。


警察や消防などの組織は、
「上からの指示は絶対」、みたいなところがありそうですね。

それに、この仕事は誰でもできる仕事ではありません。
自らの「正義」と「信念」、
他者からの「信頼を得る」という点でも、
紺色はとても有効なんです。
 
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警察モノのドラマというと、
かつては私服の刑事さんが主役でした。
最近は、鑑識や化捜研をメインに据えた作品が多くなり、
刑事さんは脇役に追いやられがち。
11月28日に放送された2時間ドラマも
警視庁鑑識課~南原幹司の鑑定2~』(TBS)。
鑑識が主役。



最後に。
なぜ、リクルートスーツが紺色から黒に変わったのか。
調べてみました。

1.色が濃いので写真映りがいい
2.社会人として最初に持つスーツになるので、
冠婚葬祭などあらゆるシーンで活用できる


だそうです。
色の効果というより、実用的な理由なんですね。

コラムニスト:添 実のり

カラーセラピスト

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