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「時事ネタを漫才に」 1,000回達成記念取材!

今月中旬より、オンエアナビのコラムニストとして参加される
夏川立也氏の時事ネタ漫才が、8/3に1,000回を達成されました。

今回はその1,000回を記念して、夏川立也氏とは?
そして「時事ネタ漫才」にまつわるエピソードなどを取材させていただきました。


-オンエアナビ
.時事ネタ漫才を始められたきっかけについて教えてください。

-夏川氏
私、元漫才師です。(笑)
笑いを通じたビジネスコミュニケーションという講演会・研修会・コンサルティングが
今のメインの仕事で、年間200本、仕事をさせていただいてます。

研修会の中で、受講生の皆さんに漫才を実際にその場で作ってもらって
発表していただくプログラムがあります。
漫才の実践を通じて、予測の裏切りが生み出す効果や
アクションそのものが生み出す結果の重要性なんかに気づいてもらうのですが
人にやらせるだけではなく、自分でもできるところを見せたかった。。。
プロではない方が、研修会の中で見事にボケてツッコンでいると
悔しくて血が騒ぎますしね。。。

笑うから人です。
笑うことは人間にとって絶対に大切なことだと思っています。
昔取った杵柄で、自分なりの発信で、世の中に良い影響を与えることができればと
"日本のお昼休みにほんの少しのスマイルを!"とコンセプトを掲げて
漫才を毎日発表することを思いつきました。
そこに継続性を持たせるには、時事ネタを使って漫才をやるしか方法がなかったのです。

-オンエアナビ
1,000回まで続くと思われていましたか?

-夏川氏
どんなことでも、続けることは本当に大変だと思います。
各方面で様々な活動を継続されている皆さんには、本当に頭が下がります。

日本のお昼休みにほんの少しのスマイルを!ですから、
基本、正午までにアップすることを目標にしていますが
移動の多い仕事なので、電車の中や、駅のベンチや、飛行場で
漫才を書いていることなんて当たり前で、午前中に仕事がある時は
朝の4時に起きて作成して、セットして仕事に出たり
飲み過ぎた翌日なんてフラフラの状態で、とりあえず作ります。

我ながら、ようやるなぁ。。とか思うのですが、私は、子供の頃から
何をやってもヘタクソだったので、頑張って続けて上手になることしかできませんでした。
なので、続けること自体には違和感があまりないことが幸いしてるんだと思います。
厳しくしてもらった両親には感謝しています。

1000回、続けることができたのは、間違いなく読んでくださる方がいて
時間を使ってコメントを残してくださる方がいるからです。
人は人の繋がりの中でしか才能を発揮できないんだと思います。

いつやめようと決めて始めたものではなかったのですが
正直、1000回という節目を迎えるとちょっと感慨深いものです。
今は、1万回目指します!なんて豪語しながら
2000回を目指して頑張ろうと思っています。

誰に評価される必要もなく、今までのように、読んで少しでも
心にスマイルを取り戻してくださる方がいて、続けることさえできればそれで満足です。

父親は亡くなったのですが、
母親に、私を生んで良かったと思わせてあげたいという思いが今は強くあります。
続ける理由の存在より、今、やめる理由がどこにもないことが大きいと思います。

-オンエアナビ
これまで、時事ネタ漫才を通じて、読者さんとのエピソードなどございますか?

-夏川氏
ある人の勧めで、より多くの人に見ていただくために
2009年の秋からアメーバブログにアップするようになりました。

その直後くらいに、プロの作家の方から、漫才は読むものではなく
聞くことを通じて、音やリズムや間を楽しむものだと中傷されることがあって
ちょっと悩んだ時期がありました。
確かに台本は演じた瞬間に大きく姿を変えることがよくあるからです。

そんなある日、ある読者の方から、メッセージが届きました。

「ガンで闘病中なのですが、毎日、社長と社員の漫才に勇気づけられています。
これからも頑張ってください」

という内容でした。

若い頃から、評価されたい!認められたい!なんて、願望の強い方で
認められずにくすぶってきた自分が大嫌いでもあったのですが
この時初めて、こう思ったのです。

「まぁ、いいか」「この人のためだけに漫才書いてる俺でもいいじゃん」

これで雑音が見事に消えました。
私は私なりに、文学としての読む漫才を確立していこうなんて、思っています。
それを通じて、誰でも好きな時に
ほんの少しのスマイルを心に取り戻すことができるのです。

上等じゃないですか。
"漫才は文学だ!"私の中では、この言葉も大切なコンセプトです。

-オンエアナビ
今後、時事ネタ漫才でチャレンジしていきたいことはございますか?

-夏川氏
とりあえず、マジで1万回です。
84歳で達成する予定なので、何とか長生きをしなければと思って
一昨年にタバコもやめました。マラソンも続けています。
どうなることやら分かりませんが、できる努力はやりたいと思っています。

それと、3月11日の大震災の直後から、コメント数×5円を募金する活動を
毎日続けているのですが、この活動を続けたいと思っています。
毎日数百円という微々たるものですが、この数百円も、忙しい中、
時間を使ってコメントを残してくださる方がいないと募金できないわけです。

社長と社員を通じて、もっともっと色々な発信にチャレンジしていきたいと思っています。
より多くの人に見てもらえるようになって
良い影響力を発揮できるようになることが、理想です。

-オンエアナビ
既に読者の方、そしてまだご覧になったことのない方へのメッセージを。

-夏川氏
叶うから夢、笑うから人。。。
時事ネタ漫才、温かく見守ってやってください。
日本のお昼休みに、ほんの少しのスマイルを!

以上が1,000回記念の取材内容となります。
8月中旬からスタートする夏川氏のコラムに乞うご期待ください!

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↑夏川立也氏

「京都大学卒業⇒桂三枝弟子入り⇒起業・経営⇒豊中青年会議所理事長」
というキャリアの中から生み出された
"笑い"を通じたビジネス・コミュニケーション理論を展開。
年間200本の講演やセミナーを行い、著書も多数。
時事ネタ漫才はコチラ


コラムニスト:ニュース/取材編集者

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