Power of Fashion

装いは人間の生活の一部で、食べることと同じ

皆さん、こんにちは

夏休みはいかがお過ごしですか?

ファッションレスキュー パーソナルスタイリスト 政近準子です。

今回は、燕尾服についてです。

仕事柄でしょうか、スタイリスト自身が着ている服については、かなりの質問があります。

燕尾服(えんびふく、: Tailcoat)は、男性の夜の最上級礼服の一つ。裾がの尾のようなのでそう呼ばれる。英語では、18世紀末から19世紀初頭のフロック(Frock)も含めて"Tailcoat"と呼ばれるため、19世紀中半以降の正装である燕尾服のみを指す場合は"Evening"が付けられ、"Evening Tailcoat"とも呼ばれる。


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いろいろな祭典で着ていますので、この燕尾服フェースブックやブログでも露出が多いので、
「どこのものですか?」という問い合わせが、個人メッセージできます。


女性だけでなく、男性からもあります。


上智大学講演のときは、インナーにロベルとカバッリのシルクブラウスを合わせていますが、

(通常講演会では、着用しませんが、この講演のテーマがレッドカーペットを歩くというものだったので、着用)

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PSJ卒業式では


何と!25年前の KENZO PARISのベストを合わせています。


このベストは男性からの質問が多かった。

そして、主役の燕尾服ですが


これは、スティーブンアランのものです。


*・アメリカのセレクトショップ。

・創立者はスティーブン・アラン(Steven ALAN)。

・スティーブン・アランは1966年5月24日、アメリカのニューヨークに生まれる。南カリフォルニア大学ビジネス学部を卒業。

・90年、ニューヨークに「スティーブン・アラン」の1号店をオープン。

・96年、ショールーム事業をスタート。

・2001年、シグネチャブランドをスタート。

・2006 S/S より、スタンリー・ブラッカー(Stanley Blacker)のクリエイティヴ・アドバイザーに就任。

・2008 S/S より、メンズスーツの展開をスタート。

・2009 S/S にユニクロ(UNIQLO)とコラボレートし「デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト(Designers invitation project)」のアイテムを発表。



肩のイカリ加減といい、かなりモードなデザインですが


エレガントにも着れるのはもちろん、

フォーマルの代表格アイテムでありながら

遊び心を入れられるこは 彼がアメリカのデザイナーだからでしょうか。

カジュアル物のコレクションが多い中

このような燕尾服を発表してしまうところが

ニクイデザイナーです。




ここまでの燕尾服は ウイメンズもので なかなか手に入らないので

誰かと被るということも まずない、ところが、お気に入り。

そして これを何と合わせるのか?という感度の見せ所も

毎回楽しんでいます。


何より、その場にいらっしゃる方々から、いつも喜んでいただけることが

一番うれしいですね。


KENZOのコレクションは、25年前のものになりますが


*1970年に創立した日本のアパレルブランド。

  創立者は高田賢三(Kenzo TAKADA)。高田賢三は1939年2月、兵庫県に生まれる。

  60年、文化服装学院在学中に装苑賞を受賞。61年、文化服装学院を卒業。62年、

ヨーロッパへ旅行し、65年、単身パリに渡り、そのまま滞在。

  70年、「ジャングル・ジャップ」と自ら差別用語を用い、

ギャラリー・ヴィヴィエンヌにブティックをオープン、木綿の服を大流行させる。

73年、パリプレタポルテ・コレクションにデビューし、

フランスのファッション雑誌「ハーパース・バザー(HARPER'S BAZAAR)」の表紙を飾る。

その独特のコレクションは、「パリのケンゾー」として定着し、川久保玲、

山本耀司ら日本人のパリでの活躍を基礎づける地盤を築いた。





その頃のものはほんとうに、素晴らしい出来栄えでした。

このベストも、細かに織り込んだファブリックのクオリティー

KENZOならではの色彩、女性のベスト、ということを考え抜かれたパターン。

どれをとっても、全く古くなりません。



やんちゃでモードなスティーブンアランとコーディネートしてみましたが




良いものは、古くとも、


今の時代に 新しい風をふかしてくれます。


最後に、高田賢三氏の言葉を。




「装いは人間の生活の一部で、食べることと同じ」


つまり、「装う」というのは特別なことではなく、呼吸をするように人の生活に溶け込んで

しかるべき行為ということなのだ。「装い」が自然に溶け込んだ生活を送っている人って、

外見だけでなく、そういう考え方とか、姿勢が格好いい。





コラムニスト:政近 準子

ファッションレスキュー代表・パーソナルスタイリストジャパン学院長

政近 準子 Twitterアカウント
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ファッションレスキュー
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