地元の作品が一堂に集まった「門司港デザインハウス」
2012年04月10日
こんにちは。野菜ソムリエの白木浩二です。
九州の玄関口「門司港」には、数々の古い建物があります。
近年は「門司港レトロ」として、観光にも力を入れている地でもあります。
そんな門司港ですが、つい最近新たなお店ができました。
門司港駅と門司港ホテルの間にある「旧大阪商船ビル」があります。
こちらの2階に、
『門司港デザインハウス』
というクラフトデザインショップが、2012年4月6日(金)にグランドオープンしました。
*クラフトデザイン...工芸デザイン。貴金属装飾品・ガラス器・陶磁器・木工品・
染め織物などを対象とする。(Yahoo!辞書より抜粋)
オープン前日の5日(木)のTNCのニュース枠で、
こちらのオープンの特集が放送されていました。
私はオープン日に行ったのですが、店員の方がおっしゃるには、
前日のテレビを見て来た方が多かったそうです。
公式HPを見てみると...
門司港に現存するアールデコの様式を取り入れた「アルテジオ」や
「MOZIDECO」のブランドをはじめ、地域の作家達の生み出す、
良質のクラフトデザインを発信する、店舗ということのようです。
難しい言葉が並んでいますので、一つひとつ整理します(笑)。
*アールデコ...アール・デコラティフ(装飾美術)の略称。原義は装飾美術。
幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を持つが、
その装飾の度合いや様式は多様である。(Yahoo!百科事典、Wikipediaを参照)
*アルテジオ...「門司港アール・デコ」をコンセプトとした、
「アーティストが集まる"まち"門司」から全国へ発信するアートブランド。
http://www.acm.shop-site.jp/
↑こちらを参照
*MOZIDECO(モジデコ)...海外貿易の拠点として繁栄した門司港に今もなお現存する、
ヨーロッパから伝わった「アール・デコ」の精神を取り入れたデザインと、
日本の戦後の高度成長を支えた産業技術の融合による新しいブランド。
http://www.mozideco.jp/?page_id=29
↑こちらを参照
まともに説明したら長い文章になってしまいましたが...
多少意味合いが違うかもしれませんが、かなり簡略化した言い方をすれば、
【地元・門司に根ざした工芸品が売っているお店】
だと思います。
もっと平たく言えば、雑貨屋さんです(苦笑)。
言葉が難しいので店舗のハードルを上げている気がしますが、
店舗自体は見やすいディスプレイであるし、従業員の方が
丁寧に説明をしてくださるので、居心地は良い店舗だと思いました。
ここまで地元の作家さんの作品が並んでいる店舗は、あまりないので、
個人的にはオープン前から気になっていました。
↑以前より、噂で気になっていたのが、こちらの
「門司猿喰あまざけ」
門司の猿喰産米を使った甘酒です。
猿喰新田といえば、地元の人でしたら小学校のときに誰もが習った場所だと思います。
享保の大飢饉のときに、大里村の床屋・石原宗祐が今で換算すると
約17億円もの私財を投じ、「猿喰新田」を干拓しました。
そのおかげで、その後は門司では飢饉で死者を出さなかったと伝えられています。
今でも続く猿喰の米作りですが、その米を使った甘酒が
今年になって初めて商品化されました。
「門司港デザインハウス」では、今後もいろいろな地元の作品を
置いていく予定だそうなので、ちょくちょく覗いてみようと思います。
---------------
●門司港デザインハウス
住所:北九州市門司区港町7-18(旧大阪商船2F)
TEL: 093-331-8991
営業時間:10:00~17:00
定休日:年中無休
http://www.mozideco.jp/
コラムニスト:白木 浩二
野菜ソムリエ/北九州ラーメン協会・理事
白木浩二オフィシャルブログ
http://cozykoji.jugem.jp/