今のトレンドは季節外れの福袋?!～プチっと幸せワイン編

夕方のニュースは、ニュースというより情報番組に近い。
これは6年前、産休中に初めて気付いて驚いたことのひとつである。
今でもときどき見るが、お得ランチとか、
百貨店や商店街のお買い得セール情報が番組のメインとなっている。
しかしながら、これに今の世情を知るポイントが少なくない。

百貨店や飲食店、ショッピングモールなどの紹介で感じるのは、
今は高級感だけでなく、その高級感を小出しにしたり、
ばら売りにする感覚が受けているようであるということである。
お歳暮で売れ残ったものをばら売りにして格安で販売すれば盛況となり、
福袋のバリエーションがやたら多種多様に用意され
百貨店の客引き商材として大行列を作る。

福袋といえばお正月の初売りと決まっていたが、
しばらく前にショッピングモールの販促企画で、
お正月以外の季節に福袋をテーマを作って用意する、という案を出した。
すでに季節の端境期などに、展開している店舗やブランドもあるだろう。
わたし自身は洋服などの福袋を買うことはまずないが、
お楽しみ袋、という感じで捉えられるような価格帯であれば、
ちょっと高めのくじ引きみたいで面白いかも、とも思う。

意外な福袋と言えば、昨年あたりから、
とても多く見かけるようになったのが『ワイン福袋』。
3本入って5000円、5本入って10000円等々、そしてもしかしたら1本、
とんでもない大物が入っているかも...！という、
くじ引き要素の強い福袋である。
むろん、大物が入っているのはごくわずかだが、
普通でもお得なセット内容になっているので
心惹かれるワイン好きは少なくないに違いない（わたしもその一人）。

そしてつい先日、新宿からの帰り、
軽い気持ちで食品街を通ったときに目についたワイン福袋。
セール時期ではないが、その百貨店の創立祭かなにかだったのだろう。
福袋といっても、3150円で一本だけが入った、まさにくじ引き。
フランス、イタリアワインメインで、いずれのものも3700円以上のワインですよ、
最高では39000円のボルドー、ブルゴーニュやイタリアのもイイのがあるから
触って選んでいいですよーと、ニコニコとお勧め上手な店員さん。
まあ一等賞は無理でも、二等、三等...と
結構なバラエティに富んだワインがたくさん用意されていて、
お店の人のおススメに弱いわたしはつい一本購入。
ドキドキ...家で開けてみると、一等ボルドーでは残念ながらなかったけど、
3等賞（9990円也）のイタリアンワインでした。

ラッキー♪

プチっな幸せを感じられる、こんな福袋なら悪くないな。