見えなくても魅せる、ブラインドサッカー。
2012年06月06日
ブラインドサッカーってご存知ですか?
おそらくほとんどの方がNOなのではないでしょうか。
ではもう一つ質問です。
今年のロンドンパラリンピックの出場をかけたアジア大会で、
日本代表が悔しくも負けて出場権を逃した事実、報道されたんですけれども
どこかで見聞きしました?
恥ずかしながらわたしも仕事仲間に
「今夜NEWS ZEROで特集されるよ」と言われるまで、
そこまで強いとは知りませんでした。
もしかしたら嵐の櫻井さんがレポートしていたので
「嵐ファン」としてチェックしていた人もいたかもしれません。
そして驚きました。
「本当に見えてないの?」 そう言いたくなるような現実がありました。
ボールのコントロールや早さが、テクニックが凄いんです。
ブラサカ(ブラインドサッカーの愛称)は音が出る特殊なボールを使います。
そして声を出せるGK、コーチ、コーラーの「声」で
選手は自分とボールの位置を確認してゴールへと突進して行きます。
だから、試合中は「沈黙」が要求されます。
そうしないと選手はGKらの声を聞くことができないから。
(もちろんゴールした瞬間の爆発的な歓声はOKです)
違いはそれぐらいです。
いえ、技術だけで比較したら、普通の健常者よりも上かもしれません。
ボールを「見ずに」ボールをコントロールし、速いスピードで動くのですから。
番組では元日本代表の北澤豪さんが目隠ししてトライしていましたが、
手も足もでない状況でした。それほどに代表選手たちのレベルは高いのです。
このブラインドサッカー、一度見たらはまります。すっごく楽しいんです。
語弊があるかもしれませんが、
「障害者のスポーツ」とはひと味もふた味も違っています。
この楽しさを伝えたくて、日本ブラインドサッカー協会の広報を
お手伝いすることになりました。
これからその魅力をどんどんお伝えしていきます。
コラムニスト:うまごえ 尚子
株式会社アスラン 代表取締役
西野努オフィシャルサイト:http://www.tsutomu-nishino.com/
アスランHP:http://www.aslan.jp.net/