門司港レトロに佇む洋館「旧門司三井倶楽部」
2012年01月16日
こんにちは。
野菜ソムリエの白木浩二です。
今回は...
九州の最先端に位置する「門司港」の話題を取り上げたいと思います。
門司港という街は、かつては貿易の盛んだった港町です。
今では、大正・昭和の街並みを活かして、
レトロの街として観光地となっています。
そのおかげで、頻繁にテレビにも放送されることが多いです。
最近では、ytv(日本テレビ系列)の「ニッポン!おもてなし旅」
(2011年12月25日放送)という番組で、
俳優の杉浦太陽さんが門司港を訪れていました。
様々な古い建物が並んでいるのですが、
その中でも国の重要文化財にも指定されているのが、
『旧門司三井倶楽部』です。
三井倶楽部は、大正10年に今とは別の場所に、
三井物産門司支店の社交倶楽部として建てられました。
平成3年より移築工事が開始し、現在に至ります。
かつては、なんと...
あのアインシュタイン夫妻も宿泊したことがあります!
現在は一階の一部がレストランとなっていて、他は見学も可能です。
今回はこのレストランで食事をしました。
門司港発祥の焼カレーや、名物の河豚(ふく)のコースなどもあるのですが、
今回私が注文したのが、「ふくのステーキセット」1575円です。
河豚(ふく)なのに、凄く安く感じるかもしれませんが、
門司港は目の前が関門海峡を挟んで下関があります。
下関は河豚の産地ですが、門司港も同じくらい河豚が有名です。
正直、近所のスーパーにも普通に河豚が手軽な価格で販売されているほどです。
なので、地元の人は外ではあまり河豚を食べないかもしれませんね。。。
今回は観光客の気分で注文しました(笑)。
サラダも付いています。
最後はコーヒーとデザートです。
デザートはゼリーなのですが、
じっくりと見ていただくと何か入っていると思います。
はい。。。
お解りと思いますが...
「バナナ」
です(笑)。
門司港は「バナナの叩き売り」発祥の地でもあるのです!
かつて、貿易の拠点地だったので、
海外よりバナナが運ばれてきていたのですが、
途中で傷ついたり、熟成が進んだものを
門司港で叩き売っていたことが始まりだと言われています。
現在も、バナナの叩き売りは定期的に開催されていますし、
バナナを使ったお菓子などは、門司港のお土産品としても人気があります。
門司港は昔からの建築も食文化も、今もなお受け継がれている街です。
私は門司港では街の清掃活動や食のイベントにも
少し関わらせていただいていますので、
これからもこの街を盛り上げていくお手伝いができれば幸いです。
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●三井倶楽部
http://www.mitsui-club.com/
コラムニスト:白木 浩二
野菜ソムリエ/北九州ラーメン協会・理事
白木浩二オフィシャルブログ
http://cozykoji.jugem.jp/