ニュース/取材

今、被災地に必要なのは'心のビタミン'


3.11の大震災以降、

いったん真っさらになった場所、福島。

今も被災地に住み続ける人々は何を求めているのでしょうか?


実際に行ってみると、悲しいことに夜はパチンコ屋やスナックだけが

異様な明るさを放ち、賑わいを見せていました。


暴力や万引きなどの犯罪も増えてきているとのことです。

住民の方のストレスは溜まる一方なのに、その吐け口がどこにもないのでしょう。


そこに今、何か持ってくるとしたら何が良いのでしょうか?


私は'娯楽'だと捉えます。

疲れ果てた心には「文化と芸術」が必要です。

それらは「心のビタミン」となるからです。



私が影響を受けた、美輪明宏さんの言葉をご紹介します。


「身体の健康を保つためにビタミンはとても大切でしょう。

 心だって身体と同じです。

 ビタミンを補給してあげないと心も不健康になってしまうのです。

 ギスギスしてささくれだった情緒障害をおこした心には

 温かく優しくてロマンティックで美しいものを補給してあげればいいのです。

 

 美しい絵画、心が穏やかになる音楽、美しい日本語を堪能できる書物

 そういうものに常に囲まれて暮らしてごらんなさい

 気持ちが安らかな感動でみたされるはずです。 

 日々生活していく中でその安らぎはますます深くなる。

 健康が取り戻されていくのです。」


共感される方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。


「雇用の場」や「収入を得られる仕組み作り」も、もちろん必要ではありますが

その根底に絶対的に必要なのは'気力'です。

気力さえあれば、なんだって出来ますから。


そして、3.11の大震災により国全体が本当の意味でどのように

豊かになっていくのかを考える機会になったのではないでしょうか?


福島の人々は、

「福島のことが悪く広く知られてしまって不本意だけど、

再生だけでなく、より進化を遂げた福島にしたい!」と考えています。


福島から世界へ、ありがとうを伝える新しい「感謝の文化」と

福島を忘れないで欲しいという想いを受け止める、

「心のボランティア」があることを発信していきませんか?


今後は文化と芸術を少しでも被災地に届けられるような

ボランティア活動を行っていく予定です。


もし、ご協力いただける方やご興味のある方は、

私のFacebookにてメッセージをいただければ幸いです。


取材:榊原万理絵
コラムニスト:ニュース/取材編集者

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