PRひと筋ウン10年 私のメディアクリップ

木のぬくもりが感じられる ユニークな素材「木織り」


スカイツリーのオープンで盛り上がった5月の第4週。
メディアの報道も連日「スカイツリーネタ」一色でした。
首都圏以外ではどうだったのでしょうか?

大阪の得意先が出張で来ていたので、お聞きすればよかったのですが・・。
むしろ「橋下さんって、東京でも結構ニュースで取り上げられているのですか?」と聞かれ
「もちろん!」と答えただけでした。

いつも思うのですが、関西の人々の頭の回転の良さには舌を巻いてしまいます。
私もどちらかというと「しゃべり・・」なのですが、関西の方々の話題の豊富さ、
会話の間の取り方には完敗(勝負しているわけではないですが)です。

さて、話を元に戻して「スカイツリー」のニュースは
おひざ元のローカルTV局「MXテレビ」でもかなり詳しく紹介されていましたが、
その「MXテレビ」の5月24日木曜日「夕方6時のニュース」で、
紹介されていた街ネタのひとつが「木織りボワゼット」の展示会。

MXテレビ
http://www.mxtv.co.jp/

木織りといってもピンとこない方が多いと思います。私ももちろん「??」。
木織りはその名の通り、木を糸にして織り込む、独特の織物で、
インテリアや袋物美術品などの作品作りに使用されている半ば芸術品で、
世界中で、この「木織りボワゼット」だけ、だそうです。
(ニュースの中でも盛んに世界で初と説明されていました)。

この展示会は、「木織りボワゼット」を展開している株式会社東栄工業が主催したもので
展示会では、唯一の木織り職人である木織り師の高橋さんという方の
木織り実演もありました。

木織りボワゼット
http://www.toei-kogyo.co.jp/seihinn/boisette.html

ただ、実際の製品は、職人さんの手作りではなく、
東栄工業が製造した「自動木織り機」で制作されるとのこと。
手作りだと、1日かかりきりで織り続けても、数センチ織るのがやっとということで、
環境器具や、機械製造の東栄工業が、
この「木織り」の事業化を手がけ、自動木織り機を製造。
インテリアや、財布などの小物などの製品化を実現したそうです。

では、木織りとはどのようなものなのか・・
番組では、その素材の製造過程も紹介していました。
ブナや、ヒノキ、そして屋久杉などの銘木を角材にして、
薄くスライスしたものを、強く、しなやかに加工。

それを裁断機で、糸状に裁断し、糸にしたものを横糸に、
シルクを縦糸にして、織っていく、独特の織物です。
何よりも驚くのは、糸状に裁断して、織ったあとの布状になったものに
うっすら、木ならではの「年輪模様」が浮かび上がること・・。
特に、樹齢2000年~3000年という屋久杉は、
ほかの木材よりも、くっきり独特の年輪が美しく再現され、
「木織り」の風合いをより強く感じられるとのことです。

群馬県主催の「植樹祭」に、天皇皇后両陛下がお座りになった
「お召椅子」をはじめとしたインテリア製品。
上海万博の日本館に展示された照明器具。
1点何十万以上の製品が展示会にも並んでいました。
しかし、一般化するには、やはり身近な小物ということで
今年、展示販売を目的に紹介されたのが、
展示会のテーマにもなっている「江戸の粋墨・・」を表現した、
墨色の木織りの財布、名刺入れなど。
スカイツリーのふもと「ソラマチ」の"すみだまちどころ"でも
展示販売されているとのことです。

20120601_yoshida_01.jpg























木のぬくもり、年輪がそのままに、生地として活用される、
少し神秘的で、個性的な素材「木織り ボワゼット」。
HPで調べたら、ボワゼットとはフランス語で木肌・・という意味だそうですが、
どこか懐かしいのに、洗練されていて、高級でおしゃれなこの素材・・
ブームの兆しを感じた、TV報道でした。

それにしても、木は屋久杉など年輪を重ねることに価値があるのに、
人間、ことに女性は年輪を重ねるのを否定的にとらえるのでしょうか?
そう感じるのはますます目立ってきたしわを、
なんとか伸ばそうとむなしい努力を重ねる私だけ?

コラムニスト:吉田 久美子

PRコンサルタント

株式会社ヌーヴェル・ヴァーグ 代表取締役
ヌーヴェル・ヴァーグ http://www.nv-pr.com

本ページはプロモーションが含まれています。