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東急牙城の勝負2 ヒカリエ~"今のラグジュアリー"的コテコテMDで 出会った絶品肉食系デリカテッセンKodama


さてさて、前回の東急プラザ表参道原宿以上に、
ニュースにも取り上げられ話題となっているヒカリエへ。

商業施設の中身以前に、この東急文化会館跡地に
新しい何かができること自体がすでに大きなニュースだったから当然といえば当然。
オープニングは行列こそ見られたものの、過剰な演出やサービスもさほど目立たず。
これも時代かな?

ふと隣で戦々恐々としているに違いない渋谷マークシティのオープニング時を思い出した。
あのときはオープン初日に並んでくれたお客様向けに
先着〇〇人にワインをプレゼントしていたっけ。
そんなことも今は昔。

渋谷は、まさに谷の町の名の通り、駅周辺でも谷の高低が大きく、
土地の構造的にも、建築とMD展開などが難しいと聞いたことがある。

ヒカリエには入り口が複数個所あるが、
谷の上の部分にあたる3Fから下の部分にあたる地下3Fまで、
上下6階分の高低差がある。
ちなみにこの地下3F部分は渋谷の谷の底辺だそうである(ブラタモリ渋谷編より)。

1つの建物内で渋谷の谷の最たる部分に触れることができると考えると、
それだけで十分面白い体験、かもしれない(でもないか)。

高低差を感じる地下鉄側のエスカレーター
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渋谷の谷の上の方(青山通り側)にあたる出口付近のポップなベンチは穴場の休憩スポットかも)
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館内商業スペースはさほど広くはないものの、
今の消費マインドに合致&刺激する構成になっている。
エコ、オーガニック、オリジナル、暮らし、エブリディライフ、美味しさ、ヘルシー...
ハイブランド、ラグジュアリーブランド、というのとは違う、
自分の暮らしの中で活かせる心地よさ、美しさ、美味しさ、というのかな、
そのなかでの贅沢さとか可愛さとかを見つけることが
今のラグジュアリーなのかもしれない。そんなコテコテMDな感があり、それが楽しい。

キャプション:バッグとビールと麹が一緒に、でも自然に並べられるショップ
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コスメフロアに限らず、雑貨フロアでもアロマないい香りが漂う。
こんなところが今の時代感の演出。
代表選手のSABONは入場を制限するほどの人気っぷり。
(わたしは今の時代感の象徴的な代表選手をSABONと常々言っているのです:この思いについてはまた別途)

男性ものはほぼカットした印象だけれど、雑貨やラン・アウトドアはユニセックス。
ユニーク、こだわり、本場感、そんな言葉が連想されるショップが、
複数フロアに渡って展開している。
バッグとビールと麹が一緒に陳列されているのに
自然でお洒落な感じのショップもあれば、
オシャレな文房具と雑貨で外国に行きたい気分にさせられるショップもあり、
やたら家のインテリアを考えたくなるショップ、人にプレゼントしたくなるショップと、
いろいろな世界観が各コーナーから見えてくる。

いろいろな「ライフスタイル」の提案
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今の時代の要素が多分に感じられる展開で、
ほう、これが『今』なのか、と納得しながら見て歩くのも
わたし世代(コンセプトにある"大人向け"の"大人"がおそらくは自分より年下であろう世代)には
いいかもしれない。

すぐに連休に入ったこともあってまだ混雑しているヒカリエ。
帰り際にチラ見のつもりで覗いた地下食品フロアで、
美味しそうなハム屋さん(デリカテッセン)に目をひかれ、
ついついミートローフやハムなど数種を購入。
これが大ヒットで即中毒になるほどであった。
シャルキュトリーKodama、ここのおじさまの優しいプロフェッショナルぶりにもやられてしまい、
翌日も買いに行ってしまったわたしである。
オシャレを謳う商業施設で思わず買ってしまった商品がハムとは、
我ながら少々考えてしまったが、ここはまちがいなくおススメである。
別に宣伝を頼まれたわけでもないけれど。

休憩所にはバーティカル・グリーン
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コラムニスト:丸山 エミ

マルコムラボ 代表

丸山エミのAbfab Days
http://abfabdays.blogspot.com/

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