下駄屋四代目ちゃきちゃき日記

国際友好はKIMONOから!


領土問題で揺れるここ最近の日本。
複雑な事情があるとはいえ、国と国のいがみ合いが良いこととは思えません。
文化交流や観光までも影響があるのは悲しいです。


政治がギクシャクしていても、日本のサブカルチャーやストリートファッションが
世界的に注目を集めているのは事実です。
いろんな事件の影響で増減はあるにしても、日本に興味を持ち、
旅行で訪れる人は今後も増えていくはず。

ショッピング、食べ物、建築物、エンタテインメントなど、興味の対象は
人それぞれですが、伝統文化に興味を持つ人も少なくありません。
KIMONOを着てみたい! KIMONOで浅草を歩いてみたい! という外国人観光客が、
けっこういるんだなーというのが、今回のお話です。


浅草、新仲見世商店街に並行する雷門柳小路という細い通りに
「弥姫乎(みいこ)」という小さなブティックがあります。
真紅を基調にした店内に並ぶ、着物地を使った洋服やバッグは、
すべて手作りのオリジナル。

デザイナーでありオーナーの牧瀬美鈴さんは昔から着物が大好きで、
アンティークの着物を集めていたことから、
着物のレンタルも始めることを思いついたそうです。

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「京都や鎌倉、川越には着物レンタルのお店がたくさんあるのに、浅草には
ほんの数軒しかないし、会員にならないと借りられなかったり、スタジオ撮影と
セットだったり。もっと気軽に着物を楽しめるきっかけを作りたくて」
と牧瀬さん。

着物レンタル事業を共同で始めた木寺幹さんが、中国語が得意なことから、
日本語、英語に加えて中国語サイトも開設したところ、
台湾、香港、マレーシア、タイなどアジアからの観光客がかなり増えたそうです。

台湾に住んでいたことがある木寺さんは「アジア各国で日本のファッション雑誌が
売られているし、20~30代の女の子達は日本にすごく憧れを持っているんです」と
おっしゃっていました。

アジア系の女の子達に人気なのは、ピンクや白、黄色などの派手めな柄の
着物や浴衣だそうです。
日本のファッションといえば、'カワイイ'イメージなのでしょうね。


我が浅草は、日本の観光地のなかでも世代を超えて人気の町。
辻屋本店にも、英語、スペイン語、中国語、フランス語、ドイツ語etc.さまざまな
言葉を話すお客様が来店されます。
今後、世界中から訪れるお客さまが、着物を着て浅草を歩いたら・・・なんて
想像したら、楽しいな^^

もちろん日本人もウェルカム! というか、牧瀬さんコレクションの貴重な
アンティーク着物を、このお値段で借りられるなんて、すごくお得!
必要な小物も一緒に貸してくれて、しかも着付けもしてもらえます。
ご希望の方は、別料金でプロカメラマンによる写真撮影も。

「弥姫乎」ショップ&着物レンタル
http://www.meeko-meeko.com/kimono.html
台東区浅草1-18-9
tel/03-5828-6238
営業時間/12:00~18:00

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コラムニスト:富田 里枝

浅草の老舗和装履物 辻屋本店

あさくさ辻屋本店「下駄屋.jp
富田里枝twitterアカウント

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