北九州の高級品「合馬の筍」
2012年04月26日
こんにちは。野菜ソムリエの白木浩二です。
突然ですが、皆さんの地元には名産品はありますか?
私の地元・福岡県北九州市には、大葉春菊、若松トマト、若松キャベツ、
関門海峡タコ、など様々なものがありますが、一番の高級品といえば、
「合馬(おうま)の筍」かもしれません。
実は北九州の竹林面積は市町村単位では日本一を誇り、
年間生産量は約3200tを誇ります。
その中でも「合馬の筍」とは、北九州市小倉南区の合馬という場所で
収穫できる筍のことです。
地元でも高値で取引され、都会には高級料亭などで使われています。
合馬の筍の特徴は、筍自体は孟宗竹で、
ある程度の水分を含んだ粘土質の質の良い赤土があるため、
アクが少なく、歯ごたえが良い、風味豊かな筍が育ちます。
最近、私は実際に合馬の筍を掘りに山に行きました。
知り合いの農家・相間さんに頼んで、合馬の筍掘り初体験でした(笑)。
このように、少し土から出ている筍は、外側の色が黒くなるため、
少しだけ商品価値が下がります。
しかし、中身は全然変わらないので、味わいは変わらずに美味しいです。
筍掘りをされたことのある方はわかると思いますが、かなり体力を使います。
山を歩き回り、頑丈な筍を何本も掘るので、
慣れない私は次の日は筋肉痛でした(苦笑)。
足下を注意深く歩き、少しだけ土が盛り上がっているところを探します。
土からほとんど出ていない筍は、外側が白く、商品価値も高くなります。
これが「合馬の筍」です!
大きさもちょうど良く、柔らかいものです。
「合馬の筍」は採りたては生でも食べることができます。
湯がくときも、アクがほとんどないため、
鍋に米糠などは入れずにお湯だけで湯がいても大丈夫です。
これは...ちょっと大きすぎですけどね(苦笑)。
またまだ、掘り方がうまくないので、もう少し練習しようと思います。
この相間さんの「合馬の筍」ですが、
東京の八百屋『野菜ソムリエの店エフ 用賀店』にて、販売中です。
5月初旬まで出荷予定ですので、お近くの方は
この機会に是非北九州の味覚を堪能してみてください♪
コラムニスト:白木 浩二
野菜ソムリエ/北九州ラーメン協会・理事
白木浩二オフィシャルブログ
http://cozykoji.jugem.jp/