美味しい話がここにある

北九州の高級品「合馬の筍」


こんにちは。野菜ソムリエの白木浩二です。

突然ですが、皆さんの地元には名産品はありますか?

私の地元・福岡県北九州市には、大葉春菊、若松トマト、若松キャベツ、
関門海峡タコ、など様々なものがありますが、一番の高級品といえば、
「合馬(おうま)の筍」かもしれません。

実は北九州の竹林面積は市町村単位では日本一を誇り、
年間生産量は約3200tを誇ります。
 
その中でも「合馬の筍」とは、北九州市小倉南区の合馬という場所で
収穫できる筍のことです。

地元でも高値で取引され、都会には高級料亭などで使われています。

合馬の筍の特徴は、筍自体は孟宗竹で、
ある程度の水分を含んだ粘土質の質の良い赤土があるため、
アクが少なく、歯ごたえが良い、風味豊かな筍が育ちます。


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最近、私は実際に合馬の筍を掘りに山に行きました。

知り合いの農家・相間さんに頼んで、合馬の筍掘り初体験でした(笑)。


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このように、少し土から出ている筍は、外側の色が黒くなるため、
少しだけ商品価値が下がります。

しかし、中身は全然変わらないので、味わいは変わらずに美味しいです。


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筍掘りをされたことのある方はわかると思いますが、かなり体力を使います。

山を歩き回り、頑丈な筍を何本も掘るので、
慣れない私は次の日は筋肉痛でした(苦笑)。


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足下を注意深く歩き、少しだけ土が盛り上がっているところを探します。

土からほとんど出ていない筍は、外側が白く、商品価値も高くなります。


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これが「合馬の筍」です!

大きさもちょうど良く、柔らかいものです。

「合馬の筍」は採りたては生でも食べることができます。

湯がくときも、アクがほとんどないため、
鍋に米糠などは入れずにお湯だけで湯がいても大丈夫です。


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これは...ちょっと大きすぎですけどね(苦笑)。

またまだ、掘り方がうまくないので、もう少し練習しようと思います。

この相間さんの「合馬の筍」ですが、
東京の八百屋『野菜ソムリエの店エフ 用賀店』にて、販売中です。

5月初旬まで出荷予定ですので、お近くの方は
この機会に是非北九州の味覚を堪能してみてください♪

コラムニスト:白木 浩二

野菜ソムリエ/北九州ラーメン協会・理事

白木浩二オフィシャルブログ
http://cozykoji.jugem.jp/

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