薬に頼らない花粉症対策(前編)
2012年03月06日
皆さんは花粉症にお悩みですか?
ここ数年の暖冬に体が慣れてしまったということでしょうか、
この冬の寒さは結構こたえました。
寒い寒いとは言いつつも季節は春に近づいています。
春になるとあらわれるもの。それは花粉症。
私も毎年、鼻水や涙に悩まされています。
そのために、病院で処方された薬が欠かせません。
ところが、処方薬にしろ、ドラッグストアで売っている市販薬にしろ、
とにかく薬は嫌いだという人が私のまわりに、ちらほらいます。
その理由を聞くと、「眠くなるから」「頭がぼぅ~とするから」だそうです。
それならば、薬に頼らない花粉症対策はないかということで、ヨガを体験し、
ハーブティーについて教わってきました。
今回は前編ということで、ヨガの体験取材について報告します。
『ゆるゆるマクロビ、ヨーガ』
花粉症をはねかえすというテーマでヨガを教えていただいたのは
「ゆるゆるマクロビ、ヨーガ」を主宰する倉持有紀さん。
倉持さんはインド政府公認というお墨付きのヨガインストラクターですので、
信頼度は抜群です。
普段はヨガ教室での指導に加えて、
食事を通じて体質改善を図るマクロビオティックや後進の育成といった分野で
日本中を飛び回ってご活躍されています。
今回は、千葉県野田市の北コミュニティ会館で行われたヨガクラスに参加してきました。
(倉持さん)
1回のクラスは2時間程度。
背中や腕、足など体のさまざまな部分を曲げたり、伸ばしたりして、
10ポーズ程度をゆっくりと練習します。
そのなかで、花粉症に効果が期待できそうなのが「火の呼吸」です。
やり方は簡単です。
あぐらをかいて座りながら腹式呼吸をします。
そのとき、のどの奥にある声帯が息で湿ってくるように感じることがポイントです。
教わったとおりに呼吸して、2・3分すると、
のどの辺りが熱を帯びたように暖かく感じられます。
だから、火の呼吸なんだと実感しました。
これにより、鼻や肺などの呼吸器官の強化を図ります。
呼吸器官の機能を高めて、花粉などの異物に対する抵抗力を強くすることがねらいです。
もうひとつ、背中を伸ばすポーズを紹介します。
下の写真を参考にしてください。
(背中を伸ばすポーズ)
まず、腹ばいになり両手で両足をつかみます。
そして、胸を反らせて、頭を天井にむけます。
これも基本のひとつであり、花粉症に限らず、
さまざまな効果が期待できるとのことです。
このとき、倉持さんの説明を聞きながら、
体幹という言葉が頭に浮かびました。
「体幹」とは体の主要な部分を意味します。
そのような意味で、背骨すなわち脊椎を強化することは体幹を強化することです。
その結果、体全体の機能が高まることを目指します。
そうやって健康になることができれば、
花粉症に対する免疫力も高まるというものではないでしょうか。
(クラス写真)
クラスでは、体に強く負荷がかかるようなポーズはありません。
このことは、「ゆるゆる」という言葉がしめすとおりだと思います。
真剣に取り組みつつも、和やかで笑顔が絶えない点が印象的でした。
生徒の皆さんが楽しみつつ、ヨガを続けておられるのはヨガの力だけでなく、
このようなクラスの雰囲気による部分も大きいのではないでしょうか。
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ゆるゆるマクロビ、ヨーガ
主宰 倉持有紀
http://ameblo.jp/angel-de-la-tierra/
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取材 古賀武
コラムニスト:ニュース/取材編集者