プランナー・エイミーのゆるーい感じで仕事と子育て

ママ、泣いちゃうよ~活火山と天使


オトナ中心の生活を長く送ってきたママも思わず泣いちゃうことが、日々、あります。
夏の思い出をまとめるつもりが秋になれば怒涛のイベントラッシュで
秋のまとめがいつになるかを想像するだに恐ろしいほどだけど、
冬本格化直前にひとつ、残しておきたい秋の一日。

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週末は地元地域の恒例のお祭りだった。
5歳半の息子と1歳半の娘を連れて朝は縁日、午後は子ども神輿と山車に参加し、
夕方からは大人神輿に同行するというめいっぱいな二日間だった。
保育園の同級生も多く来ていたので、子どもたちは大はしゃぎ。
走ったり隠れたりふざけたり、危なっかしく、その度に大声を上げて追いかける親は忙しい。
ときに声も顔も鬼のようになっていたにちがいない。
それでも、純粋に楽しそうな子どもたちの顔を見ると、コワい鬼もやっぱり顔が緩んでしまう。

とはいえ、子どもたちの好奇心は危険と紙一重で、子ども同士のケンカの仲裁も含め、四六時中大きな声を出しっぱなしだった。
神輿のお囃子とともにBGM になっていれば幸いなところだが、
お祭りの高揚感とともに、ちょっと大げさにやりすぎたこともあったかな...。

帰り道、息子に「ママ今日は怒りすぎちゃったかもしれないね、ごめんね。でもいっぱい遊べたからいいかな」と声をかけた。
息子は眠そうな顔つきながら「気にしなくていいよ、そういうこと」と答えた。
「ありがとう、やさしいね、けいた」と言うわたしに「心の中にあるからだいじょうぶ」との返事。
さりげなく「心の中にあるの?なにがあるの?」と聞いてみる。
すると「あのね、大好き、っていう気持ち」。...。
胸にドキュンときて涙が出てしまうようなことを、疲れて眠い道中によくさらりと言ってくれるものだ。
けいた、ママ泣いちゃうよ...。

ついつい子どもに小さなことで怒ったり急かしたりしがちである。
小さな噴火が絶えない活火山のようである。同時に「大好き」と言ってハグすることも多いのだが、
子どもはときどきこちらもびっくりするようなことを言ってくる。
親がいろいろ言うことより、言葉足らずの子どもの方がよほど純粋なやさしさに満ちていて、胸がキュンとする。
本当に子どもは天使だな。
活火山の溶岩を止めて温泉にしてくれるのは、噴火にめげずに飛び込んで来てくれる天使のおかげである。


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コラムニスト:丸山 エミ

マルコムラボ 代表

丸山エミのAbfab Days
http://abfabdays.blogspot.com/

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