プランナー・エイミーのゆるーい感じで仕事と子育て

『最後から二番目の恋(フジ系列)』に思う、アラフォー・ワーキングママのつぶやき


自分の年齢を聞かれても答えたくなくなってから久しく、
近頃は聞かれること自体がなくなってきて、
いわゆる本格的な"妙齢"ゾーンど真ん中にいるわたくし。
妙齢っていくつ?という疑問、聞きずらいから妙齢なわけですが、
アラフォーと言った方がすっきりするかもしれませんね!

先週から始まったキョンキョン主演のドラマ
『最後から二番目の恋』(フジテレビ系列・10:00pm~)、
45歳の敏腕(?)テレビドラマプロデューサーが語るセリフが働く妙齢女性にリアル...
若い世代の不甲斐なさ、出来の悪さに憤慨・激昂し、
またその気持ちそのままの態度でもいいと(本人は)思っている立場にもなっていて、
なおさら若い世代は恐ろしがって寄ってこない...というこの40代半ば世代。
実際は特殊な世界ではあるし、ドラマだから多分に大げさだし、
ここまでのことやひとが自分や身近にいるわけではないけど、
でもこの人たちの話す内容、空気感。すごくわかる!

この"妙齢"ゾーン、いや40代の女性について、
この世代向けの人気女性誌編集者の方に以前話を伺ったことがあります。

どういったことに関心があったり、この先にくる更年期をどう捉えているのか、
という内容だったのですが、このアラフォー世代、40歳と言っても
今は子どもを産んだばかりという方もいれば、
そろそろ子供も手を離れるかという主婦の方もいて
かなり細かく分かれるために実際カテゴライズするのはむずかしい、とのことでした。

ただいえるのは、外食、旅行、習い事など趣味などは
一通りやってきた方が多いので(特に都市部は)
今から始めるとしたら「ちょっとやってみる」みたいな感覚のものではなく、
本格的な、腰を据えて、と言った感じのものでないと物足りない方が多い、
とのことでした。

たしかに、ドラマの中のキョンキョンも、生き方を考えるタイミング、ということで
都会から一気に鎌倉の古民家へ引っ越しをするあたり、
なんとなく近い感覚を持ちます。

仕事をしていると色々な人に会うわけですが、この妙齢ゾーンのひとたち、
不機嫌そうな人が少なくないのも現実に多くあります。

もっと若い頃、女性が年を重ねることについての素敵な面、
そうでない面、いろいろと聞く機会があった中で、印象的なことが二つありました。

ひとつは、こちらも某女性誌の美容研究家(だったかな)の方が言った
「女性は年を取るとだんだん言葉も顔もキツくなってくるので、
意識してそうならないよう、気を付けたい」といったことでした。

これは、回りの先輩を見ても(失礼!)自分自身を見ても、まさにその通りであり、
これは人はほっておくとより原始的に、キツい言葉、キツい表情をするように
なってしまうのだろう、と思いました。

キツい人は苦手なわたしは、年齢を重ねてそうならないためには、
意識して努力して柔らかく、笑顔でいるようにしようと思ったものです。

もうひとつは、テレビプロデューサーの小林由紀子さんの言葉、
「実際、30代40代の女性というのは面倒くさい面もあるんです。
新人のような素直さの代わりに、ある程度キャリアを積んでいるという自負がある分
フットワークは重い、では人からの意見などを受ける柔軟性もない、実際扱いにくいんです。
だからドラマでも10代20代前半の主役を支える脇は、60代とかになっちゃう...
だから、みなさんも、そういう側面もあるということを1つ言わせてください」
というものでした。

この小林さんのコメントは、30,40代女性がんばれ!男に負けるな、的なコメントが
多数のパネルディスカッションの〆の部分で、司会だった小林さんがなさったものです。
当時は今でいうアラサーのわたしでしたが、
この小林さんの言葉にはホントウにうなずけるものがありました。
以降、わたしの中で生き続け、常に自分がそういう面倒な存在になる・なりうる自覚を
持っていこうと常に思っています。

前述のドラマを見て、自分の20代、30代前半の頃を思い出してしまいました。
その頃の自分にとっては当然来ると思っていた「本当に大人なわたし」というところに、
今わたしはいるのかな?
なんだかSMAPの「夜空のムコウ」みたいだけど...

結婚や出産や会社の諸々もあり、仕事の仕方、所属なども変わりましたが、
あいかわらず納得いく面、行かない面、公私ともに山ほどあります。
結婚や子どもが、仕事の悩みの解消や支えになるわけではないし、また逆もありません。
アラサーのときに心に留めた先輩方の言葉は変わらずにいつも頭のどこかにありますが、
自分がイメージしていた「大人のわたし」って、
つねに現在(いま)にはいないものなのでしょうか。
まだまだ修行が必要そうなわたしです。

気付けばドラマも今日が2回目。
ドラマの本筋もさることながら、また自らを見つめなおしたくなるような
ポイントがあるかどうか...ドキドキしつつ楽しみたいと思います。
コラムニスト:丸山 エミ

マルコムラボ 代表

丸山エミのAbfab Days
http://abfabdays.blogspot.com/

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