炭坑節発祥の地・田川の「食」の魅力ツアー
2012年06月14日
私が住んでいる北九州市のすぐ隣りに、田川市という街があります。
田川市はかつて炭坑で栄えたところで、炭坑節発祥の地としても有名です。
そんな田川市ですが、いろいろな食の魅力が詰まった街でもあります。
今回、田川の美味しいものを持って知ってもらいたいということで企画されたイベントに、
「野菜ソムリエコミュニティ福岡・北九州支部」のみんなと参加してきました。
まず訪れたのは、田川市泉ヶ丘地区にある「あんずの里」です。
泉ヶ丘の住民たちが地域おこしのために無農薬で育てています。
このあんずをこの日は取り放題(笑)。
あんずは木を揺らす程度で落ちてきますので、
下にビニールシートを敷いてみんなで木を揺らすと、
雨のように大量に落ちてきます!
少し気をつけないと、結構痛いです(苦笑)。
段々慣れてくると、木に登って下に落としたりもしていました。
収穫後は農家さんも交えて記念撮影♪
一時間ほどでしたが、みんなかなり収穫していました。
そして、かなり木登りが上手になった気がします(笑)。
あんずの収穫後は昼食です。
なんと「金川(かながわ)牛」のバーベキュー!
香春岳の麓、金川地区の畜産農家で育った「金川牛」は、
適度に脂の乗って、肉本来の旨みと柔らかい肉質が特徴的です。
焼いた肉をモンゴルの岩塩でいただきましたが、
肉の旨味と塩の旨味・塩気がうまくマッチして、とっても美味しかったです!!
他には、新鮮な野菜サラダや石灰岩でできた山から
流れ出た清らかな水で育てられた夏吉産米のおにぎりと
地元の匠による漬物(高菜)なども用意されていました。
極めつけはコレ!!
田川のB級グルメ「田川ホルモン鍋」!!
田川は炭坑の街だったため、
栄養のあるホルモンを炭鉱夫たちが好んで食べていたそうです。
現在は、『田川ホルモン喰楽歩』という街おこし団体が、
PR活動を行っています。
最近では、2012年6月9日放送の
テレビ朝日系列・九州朝日放送と
静岡朝日テレビの共同制作番組
「静岡VS福岡 石ちゃんのとびっきりまいう~旅」にも取り上げられました。
モツ鍋との違いを『田川ホルモン喰楽歩』の金子会長に聞いてみたところ、
「田川ホルモン鍋は焼き肉のタレで下味をつけたホルモンと
野菜の水分だけで炒め煮しをし、モツ鍋と違って、ダシ汁は使わないので
濃厚なホルモンの旨みが楽しめます。」とのことです。
今年の「第7回B級ご当地グルメの祭典!B-1グランプリin北九州」
(2012年10月20日・21日開催)にも出店しますので、
全国の皆さんに是非食べていただきたいと思っています。
食事の後は、パプリカのハウスへ。
田川市は今パプリカの生産にも力を入れています。
直売所ではパプリカを加工して作ったドレッシングも販売されています。
私たちはバーベキューのときにいただきましたが、
かなり肉厚で甘味も強く、美味しかったです。
こうして田川の食ツアーは終了。
一日だけでしたが、田川を堪能することができました。
まだまだたくさんの魅力が詰まった街だと思いますので、
機会があれば次回も参加したいと思います。
-----------
●田川ホルモン喰楽歩
http://1129.gokujou.biz/
コラムニスト:白木 浩二
野菜ソムリエ/北九州ラーメン協会・理事
白木浩二オフィシャルブログ
http://cozykoji.jugem.jp/