珍しい徳島そうめん専門店「阿波や壱兆」
2012年03月05日
こんにちは。
野菜ソムリエの白木浩二です。
皆さん、徳島県と聞いて何を思い浮かべますか?
四国、鳴門、阿波踊り...。
農産物でしたら、鳴門金時、すだち、など。。。
個人的には「徳島ラーメン」を思い浮かべます(笑)。
徳島ラーメンは様々なものがあるようですが、
一般的には少し茶色がかった豚骨醤油のスープに、生卵が入っています。
「ご飯のおかず」として扱われることが多いらしく、
白飯とセットで出てくるときも多いようです。
今回ご紹介するのは、麺には変わりはないのですが、
『素麺』(そうめん)です!
「そうめん」といえば、普段は食欲のない夏の日にツルっと食べるものですが、
今回ご紹介するお店は年中食べることができます。
しかも、いろんな味で!
東京都中野区東中野にある、『阿波や壱兆』です。
こちらのお店は徳島産「半田そうめん」を使用しています。
半田そうめんは約250年もの歴史を持つ素麺で、
コシが強く、少し太めの麺が特徴的です。
「そうめん」というよりは、少し細めのうどんといったほうが
わかりやすいかもしれません。
この珍しい素麺屋さんですが、2011年7月19日放送のフジテレビ「めざましテレビ」や
2011年7月7日放送のTBS「はなまるマーケット」でも紹介されました。
店内は、カウンター10席、ロフト3席で少しこぢんまりとしていて、
女性二人で切り盛りしています。
メニューは、14時までは「本日のそうめん」のみです。
14時以降は、「素そうめん」や「田舎ぶっかけ」など、
別のメニューも注文することができます。
この日の「本日のそうめん」は...
「白菜と豚バラ肉のあっさりカレー温めん」850円
一般的に、そうめんを食べるときは、めんつゆで食べることが多いと思います。
以前、「秘密のケンミンSHOW」という番組で、
高知県の人は素麺にチラシ寿司のように
具を乗せて食べるということが紹介されていました。
徳島も同じ四国なので、具だくさんで食べる習慣があるのかもしれません。
ちなみに、私の地元の福岡県でも筑豊地方は、
そうめんに具を乗せて食べることもあるようです。
今回のカレー温めんは、カレーの風味が強いのかなと思ったのですが、
白菜を入れることで、あっさりめに仕上げています。
本来、そうめんは食欲がないときにスッと食べることができるものですが、
豚肉も入っていて食べ応えも感じますし、何よりも、麺自体が凄くコシがあり、
しっかりとしています。
物足りなさはなく、一杯で満足できると思います。
東京に来て、まさか徳島の名物を食べることができるとは思っていませんでしたし、
しかもそうめん屋というお店は地元にはないので、とても興味深いお店でした。
また機会を見つけて、別のメニューも食べてみたいと思います。
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●阿波や壱兆
住所:東京都中野区東中野1-58-11
TEL:03-3363-7234
営業時間:
pm12時頃~pm22時半頃まで(夜のラストオーダー22時)
※15時~16時まで支度中(昼のラストオーダー14時半)
定休日:日・祝祭日(突発的ゲリラ営業やご予約営業あり)
コラムニスト:白木 浩二
野菜ソムリエ/北九州ラーメン協会・理事
白木浩二オフィシャルブログ
http://cozykoji.jugem.jp/