食の色香をほんのりと

売れ残りワースト記録5793枚


本年もよろしくお願いいたします。

オリンピックイヤーの2012年、皆さんはどんなスポーツを見るのがお好きですか?
私が好んで見ているのはサッカーと、年に6回楽しみにしている大相撲です。
今年も大相撲初場所が、初日1月8日から千秋楽1月22日までの15日間、
東京・両国国技館で開催され、熱戦が繰り広げられています。

その大相撲、先日三日目の1月10日は5793枚のチケットが売れ残り、
ワースト記録となったそうで、大相撲ファンとしてはちょっとさびしい限り。

取組そのもの以外にも、力士のまわしや髪結いスタイル、
土俵入りや仕切りの仕方、行司の装束などなど、知れば知るほど、
見れば見るほど興味深い様式美が満載の相撲なのですが、
それゆえちょっとわかりにくいスポーツなのかなと思うこともあります。

ところが、相撲をテレビではあまり見ていなかったような方でも、
会場に行って観戦すると、帰り際には「相撲って面白いね!!」と
言ってくれることが多いのです。やはり百聞は一見にしかず、なり。

見どころが多すぎてどこから書いていいのかわからないほどなのですが、
あえて取組以外の部分、テレビでは見えにくい部分のオススメを。

まずは、国技館の売店で売っている「やきとり」とともに取組を観戦。
"手をつかない"鶏の気分になって応援すると、白熱すること間違いなしです。

また、東西の花道(力士が土俵に向かって歩いてくる道)の奥では、
日本相撲協会の青いジャンパーを来た往年の力士たちがお仕事をされています。
そしてその日の全取組が終わると、土俵やタマリ席などの片付けが一斉に始まるのですが、
この時も土俵まわりに続々と現れるかつての力士たちと出会えるチャンスです。
テレビ画面ではその日の勝敗が流れていることが多く、
元力士たちを認識することができないので、現地観戦ならではの楽しみのひとつです。
遠くからでも声をかけると笑顔で手を振ってくださる方もいらっしゃり、
気分ノリノリで国技館を後にできます。

テレビで見ていると大きく感じる東京・両国国技館ですが、
実は1階のマス席ではなく、2階の椅子席や自由席でも十分見える広さです。
気軽な大相撲観戦、いかがでしょうか?

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国技館の地下で製造されている
「やきとり」。
国技館に行く度に食べています。
箱のデザインは軍配。



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売店にはストラップや
手ぬぐいなどなど
各種ユニークな
お土産グッズがたくさん。
こちらは「相撲健康体操」が
記された手ぬぐい。
なかなかヘビーなエクササイズ。

コラムニスト:奥田 ここ

奥田ここ料理教室主宰

奥田ここ Twitter ID:http://twitter.com/KokoOkuda
コンタクト先:kokookuda.info@gmail.com
奥田ここBlog 「馳走」:http://chisou.typepad.jp/

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