秋葉原に新規参入、女性の心をくすぐる非日常カフェ
2011年09月15日
「お帰りなさいませ、お嬢様」
ドアを開けるとともに、温かい声が響く。
一歩踏み入れるとそこはフランスの邸宅。
執事たちが次々と出迎えてくれ、奥の席まで案内してくれる。
席へ着くと、お茶やお菓子のサービス。
執事たちがさりげなく寄り添い、何気ない会話で心を潤してくれる・・・。
9/10の日本テレビ、「ズームイン!!サタデー」の
秋葉原HOT&DEEPスポット10連発特集で紹介された
「執事ラウンジ・ルフルリール」に伺ってお話を聞いてきました。
一言でいうと、こちらは、執事やフットマン(使用人)による
心のこもったサービスが受けられるカフェ。
「ルフルリール」という言葉通り
「お客様一人一人の笑顔に花を咲かせたい」をコンセプトに
常にお客様が何を求めているかを敏感に察知し
お客様の心を満たすことに気を配った接客を提供している。
その大切に扱ってもらえている特別感、異空間と居心地の良さに
女性心をくすぐられ、いつまでも長居したくなってしまうのが特徴だ。
料金は来館料500円プラス1オーダー、75分制。
ラウンジは2フロアから成っており
6階は食事やお茶を愉しむメインダイニング
7階はお嬢様のお部屋をイメージした造りになっていて
各テーブルがカーテンで遮られ、プライベートが守られるようになっている。
6Fフロア
7Fフロア
客層は、6~7割は女性、カップルが2割、男性が1~2割とのこと。
こちらは執事の方々。
向かって右より。※( )内は呼び名。
・滝川さん(アンダー・バトラー)
・三枝さん(ファースト・フットマン)
・野川さん(ファースト・フットマン)
・そして小野寺さん(ハウス・スチュワード)
このような執事・フットマンの方々が、フロアには6名ほどいらっしゃって
大体お1人で2~3人のテーブルを担当されている。
みなさんスラリとしていて、端正な顔立ち。
思わず傍に寄りたくなるが、こちらでは執事=使用人との考え方から
写真撮影や隣に座って会話すること等は禁止になっている。
小野寺執事にお話を伺いました。
「接客において、一番気遣われている点は?」
「やはりお嬢様、お坊ちゃまに自宅のようにくつろいでいただくことですね」
「スタッフの採用基準は?」
「お客様とお話をするので、風貌、話し方、声質などを重視します。
後はコミュニケーションをとるのが好きかどうかをポイントにしています」
「スタッフに関して最も気遣っている点はありますか?」
「やはりスタッフ間でも思いやりをもって接しているかどうかですね」
そのようなスタッフ間の雰囲気も、大事にされているわけですね...。
続いて、上述の三枝(さいぐさ)さんにもお話を伺いました。
「まず、このお仕事に就かれた背景を教えていただけますか?」
「もともとサービスをすることが好きなのと、
コンセプト喫茶で執事を「演じる」ことに興味がありました。」
「接客で最も気をつけている点は?」
「初めて1人でいらっしゃったお客様には、なるべく邪魔にならない程度に
話しかけるようにしています。お客様全員に満足して笑顔で帰っていただくことを
常に念頭に置いています」
「お店のウリは何だと思いますか?」
「やはりくつろげる空間を提供していることだと思います」
みなさん立ち振る舞いや笑顔も自然で、お話の最中でも
その優しい顔で微笑まれるとほっこりと温かい気持ちになってしまう。
また、メニューは、執事が給仕するのは「お茶」というスタイルから
紅茶を中心とした品揃えになっており、オリジナルを含めた54種類の紅茶(ICE/HOT)の他
日本茶や中国茶も提供している。
メニュー表です
お食事はワッフルやスコーンなどの軽食やデザートなど。
紅茶の香りを愉しんでもらうため、香りの強いものは提供していないとのこと。
フレーバーブレンドティーの「シトロンヴェール」(ICE)と
「レーヌロゼ」(HOT)をいただきました。
前者はさっぱりと後味も良くて飲みやすく
後者はイチゴの甘酸っぱい香りがふんわりと漂います。
ウエッジウッドのカップでいただきます。
お店には2回目の来店の際に発行されるメンバーズカードもあり
裏に名前を書くと、次回からは名前で呼んでもらえたり、
また、誕生日なども把握してくれるという。
こちらはポイント制で、1回来店につき100ポイント。
一定数貯まるとデザートやプレゼント等に変えてもらえるサービスもあるそう。
いたれりつくせりで、まさに夢の世界。
8/9にオープンしたばかりのこちらだが、主に口コミで広がり
リピーターはなんと月に150人を超えるという。
「いってらっしゃいませ、お嬢様」
お見送りされて帰る頃には心身ともに癒され、わたし自身もすっかりリピートしたくなっていました。
執事ラウンジ ルフルリール
東京都千代田区外神田3-1-1
6F・7F
TEL. 03-6206-9979
ホームページはこちら
取材:橋本道子
(「ズームイン!!サタデー」で紹介されたルフルリール)
コラムニスト:ニュース/取材編集者