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「ファッションを歴史的見地で考える本」・・


尊敬する友人の 横田尚美さんが、著書を出版しました。
タイトルは『20世紀からのファッション史-リバイバルとリスタイルー』
(原書房)

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横田さんは、筑波大学を卒業後、服飾関係の仕事や
ファッション専門学校で教鞭をとられた後、京都服飾文化財団の学芸員を務められ、
一方で、大学院で研究を続けられながら、パリコレや東コレなどのモードの最前線を取材、
執筆を重ねられ、現在は大学などで教鞭をとりながら、
さらなる研究を続けられている才媛です。

ファッションというとどうしても「実用」というイメージが優先され、
とても文化的なのに学術的見地から評論されるというのが少ない気がします。

そんな中で、横田さんの服飾史研究は、ファッションを歴史的見地で
考察できる非常に貴重な存在。

この本は、文字通り 20世紀からのファッション史を研究、
評論しているものですが、この20世紀から・・というくくりが
なるほどと思いました。

20世紀以降、服飾の歴史は、デザイン、素材、機能・・
それまでと大きく変わっています。海外に目をやるまでもなく、
わが国も、明治期までは、着物文化でした。女性の着物はさらに続いていました。

現在、当たり前になっている洋服文化・・でも日本の歴史から見ても
それはわずかここ100年弱のことなのです。

「たかが 服・・されど服」多くの人々は、身にまとう服で自己表現したり
機能性を追究したり、快適さを求めたりしています。

ある時は、付加価値の高い文化の香りのするデザイン性豊かさを求められ、
ある時は価格や素材で判断されたり・・

20世紀、多くのデザイン、デザイナーが登場し、様々な歴史を塗り替えてきました。
シャネルなど、女性の服のあり方を変えただけでなく、生き方まで変えてしまった・・
といっても過言ではないでしょう。
細かな考察は、『20世紀からのファッション史』にあるので、ぜひ読んでください。
きっと洋服に対する見方が、変わることでしょう。
コラムニスト:吉田 久美子

PRコンサルタント

株式会社ヌーヴェル・ヴァーグ 代表取締役
ヌーヴェル・ヴァーグ http://www.nv-pr.com

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