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「2011年 美容マーケットを振り返って」 WWDビューティの記事から


2011年あと10日を残してはいますが、あっという間の・・1年でした。
先日得意先との会議の場で、2011年をレビューている時、
自分の中でゴールデンウイーク前の記憶が断片的に途切れていることに、
ちょっと驚愕しました。
 
多くの人もそうだと思いますが、3.11の震災の後、
計画停電や、さまざまな自粛の動きで計画を変更し、
目の前のことを進めるので、精いっぱいだったのです。
 
震災だけでなく、そのあとの「ユーロの混乱」や「円高」による
日本経済の低迷で、打撃を受けた会社も多いのではないでしょうか?
わが社もご多分に漏れずですが。しかし、そんな暗い状況の中でも
やはり女性たちの「美しくなりたい」(最近は男性もだと思います)
美容市場はヒット商品や新製品、新規参入などの話題もあり
ほかのジャンルよりは元気だった気がします。
 
美容業界全般のトレンドを紹介する「WWDビューティ」
12月合併号第200号で "2011年 ビューティ業界総括"特集が組まれていました。
大きい業界の動きは"流通変革"。
それまで、デパートを中心に展開していたシャネルなどに代表される
外資系いわゆるラグジュアリーコスメが、イオンレイクタウンの化粧品
セレクトショップ「コスメーム」で買えるようになったということ。
しかも、対面販売ではなくセルフ購入できるのです。

タッチアップや製品説明などアドバイザー的な「コスメアテンダント」が
21人もいる とはいえ、化粧品業界にとっては、歴史的な流れに違いないでしょう。
コスメームHP


ビューティ業界の中で、私が今年の傾向として感じたのが、
"ヘアケア市場の激戦化"。
ナショナルブランドが、既存品のリニュウアルや新製品を続々投入してきた一方で
サロン専売品メーカーの一般品市場参入、また通販分野では異業種参入も
多く見受けられました。
ヘアケア市場で2011年目立ったキーワードとして同じWWDビューティの200号では
「頭皮ケア」「育毛ケア」「ボリュームアップ」を挙げています。
 
やはり女性の社会進出や高齢化社会に伴って
「女性の育毛ケア市場」は魅力的な、まだまだ開拓の余地のある
マーケットだと私も思います。

ヘアケア市場で異彩を放つ、「ラサーナ」ブランド。


アウトバストリートメント市場で5年連続楽天売り上げ
ナンバー1を獲得しているこの「ラサーナ」も昨年から
エイジングケア(育毛ケア)市場に参入。今年の夏には、
エイジングケアシリーズに「ボリュームアップヘアエッセンス」
を発売し、好調な売れ行きを果たしています。

VHE_60.jpg

 





















益々2極化が進み、若干飽和状態といわれるスキンケア市場。
新規参入ブランドでも光と影が見え出してきていると言われていますが
ヘアケアに関しては、激戦とはいえ、まだまだ大人の女性の多角的なニーズに
100%応えてはいない気もします。

2012年、ビューティ市場の行方は・・
まったく予想もつかない、新しい製品、
そして新しい売り方が出てくるような予感がして
楽しみな年末です。
コラムニスト:吉田 久美子

PRコンサルタント

株式会社ヌーヴェル・ヴァーグ 代表取締役
ヌーヴェル・ヴァーグ http://www.nv-pr.com

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