怒涛の師走/福袋も先取り、セールのキーワード/2011年
2011年12月28日
コラムスタートしたと思ったら次が年末のご挨拶...って早すぎ!
(いやいや、さっそく遅筆モードになってしまった自分が原因です)
12月は今年を象徴するようなバタバタぶり。
年内〆の仕事が入ってあたふた、それに加え子ども絡みのイベントと
自分と家族の体調不良などなどで、久しぶりの睡眠時間極短週間を過ごしました。
今年はホントウに自分にも社会にも大きな出来事があり過ぎて、
すべてがこの1年に起きたことだと信じられないくらいです。
今年を振り返る系の番組や記事は、
今年の漢字が『絆』と発表された頃からすでに多く紹介されていると思います。
わたし自身は振り返る余裕もなく2011年の最終週を迎えているわけですが...。
そんななか、今朝、年の瀬らしい面白いニュースに遭遇。
お歳暮商戦が終わって間もなく、というよりも直後の今、
すでにお歳暮バラ売りセールが百貨店で開催され、
お客さまが殺到とのこと(27日:テレビ朝日系『やじうまワイド』)。
それだけではなく、先取り福袋といって(福袋フライングセールとも言う。らしい)
お正月を前に、食品関連のお得な福袋が好評であるそうな・・・。
ふむふむ、ちょうど販促関連の仕事に関わっていたこともあって、
なるほど今の時代と日本人好みに合ったこのセール、うまいもんだと感心しました。
もともと日本人が好きな福袋という形態、それを先取りとかフライングという言い方で、
どんどんセールが前倒しになっている世相に合わせて、
唯一お正月・初売りの風物詩でもあった福袋までもついに前倒しに!としみじみしました。
お得、ということを表して人々を殺到させる定番キーワードはいくつかあるようですが、
「福袋」や「先取り」もそのうちのひとつでしょう。
しかし何がもっとも人を熱狂させ売り上げに反映されるかといえば、
悲しいかな「閉店セール」だそう。
閉じる寂しさと買う楽しさが激しく同居する世界、なんとも皮肉なものです。
さて2011年、あまりに大きい悲劇に襲われた日本ですが、
個人的にも大きなことがたくさんありました。
まずは2月の出産。長男のときから4年たち、
すっかり忘れていた赤ちゃん育児を思い出しつつ日々奮闘。
そして1か月後の大震災。
多くの人と同様、わたしも今思えば震災後はかなり動揺した気持ちが続き、
育児と被災支援でできることできないことの狭間で揺れたり、
不安定だった気がします。
それでもぼちぼち社会復帰して働き始め、
落ち着きを取り戻した夏休み時期に長男の旅先での骨折。
1か月以上の付きっきり生活で動くに動けないモヤモヤモード。
そんななかでわたしのフリー転身。
その後は不安定な気候による風邪が家族に蔓延。
わたしは2週間も声が出なくなり、ようやく治るかどうかのところで入った
急ぎの仕事で睡眠時間大幅減の日々に突入。
保育園イベント&保護者会、お友だちを呼んでの長男のお誕生日会、
お誕生日本番、クリスマス...と最後は怒涛の1か月でした。
2月頭に生まれた長女は、すでに歩き始め、改めて振り返ると
"これってみーんな今年起きたことなの??"と、自分でも混乱してしまいます。
あえて振り返らずとも常に頭のどこかに3月11日の大震災のことが大きくあります。
しかし被災地以外で生活を送るわたしたちは、
時間とともにあの時の心の動きや思いが薄らぎがち。
震災後もしばらく続いた余震と繰り返される悲惨なテレビ画面の映像で、
無意識にも心を覆っていた不安感や動揺は徐々に落ち着き、
今はちがう思いや考えが頭を占めるようになりました。
苦しさは過ぎ行く時の流れとともに薄らいでもいいかもしれない、
でもまだ終わっていない被災状況や原発のその後については、
適切な情報と的確な判断で、概念ではなく実践で、
自分なりに関わっていきたいと思っています。
そのうえで、生きていく楽しさ面白さのヒントを見つけだしていくのがわたしの仕事。
ことしは子どもを出産された芸能人の方の多さも目立ちました。
未来の宝である子どもたちの笑顔のため、そのためのママパパの笑顔のために、
自分ができることをやっていきたいな、と思っています。
仕事がつまるとコラムUPがスローになり...
という(今回のような・・)サイクルに陥らないよう、
来年はいろんな言葉、話題をしっかりスクラップしていきたいと思います。
来年もどうぞよろしく!
コラムニスト:丸山 エミ
マルコムラボ 代表
丸山エミのAbfab Days
http://abfabdays.blogspot.com/
Facebook
http://www.facebook.com/amy.maruyama