一人広報の達人イデルミのコラム

「華やかに見えるけど実は男気の要る仕事」とは?


11月4日午前0時25分から再放送された、
NHK名古屋放送局制作の「めざせ!会社の星」。



今回のテーマは「人気ナンバーワン!広報のシゴト」。



番組の冒頭では、20代女性に街頭インタビューした結果、
「会社の花形部署はどこ?」の質問に対する回答の1位が
「広報」だったことが紹介されました。

生の声としては「できる女って感じ」「おしゃれな人」
「好きな芸能人とか呼べそう」などなど・・・



ひょんな偶然から広報という仕事について14年半。

11月1日に発売された月刊「広報会議」には、
連載中2ページコラム「広報はじめて物語」を掲載頂いています。


そんな私が思う「広報」のイメージは、華やかというより、
「組織の論理に流されない、確固とした信念を持つ人がやる仕事」です。
なぜなら、広報の仕事は、組織の中で第三者の目(客観的な視点)を持たなければならず、
ただ明るいとか華やかなだけでできる仕事ではないからです。
精神的な強さや、客観視できる冷静さなど、口数が少なくとも
内面がしっかりした人でないと務まらない仕事です。



番組の中で紹介されたPR術として「人脈とインパクトで売り込め!」というものがありました。
「売り込む」という言葉に少々違和感を感じました。



広報・PRという仕事は「広告」と混同されることが多いのですが、
そもそもPublic Relationsの略で、社会(Public)と良い関係(Relations)を築いていく、
というものです。双方が対等な立場で関係を築こうと考えているならば、
「売り込む」という言葉や発想は出ないように思います。



11月7日(月)放送予定のテレビ東京「ものスタMOVE」に博士(栄養学)として出演します。
登場時刻は、朝8時から9時ぐらいまでの間です。



前職では、企業の広報として、テレビに出演することも多々ありましたが、
独立してからは初めてです。

出演するために、自分をテレビ局に「売り込んだ」わけではありません。
たまたま、ブログの記事を見てくださっていた制作会社の方がお声がけくださった、
というのが経緯です。



米国の、あるPR会社が、かつて講演会でおっしゃっていた、
「ハイレベルのPRパーソンの条件」のうち、一つを紹介します。



「社内外に対するコミュニケーション能力を持つ」



「コミュニケーション」の中には、共感することも含まれています。
他人から「売り込まれた」ときより、同じ目線で話し合うときのほうが、
共感する度合いは大きいと思います。



広報という職業が、正しく理解されることー

特に、経営陣に、その重要性が理解されることを切に願い、
これからも活動を続けてまいります。

コラムニスト:井出 留美

office 3.11代表

井出留美オフィシャルブログ http://iderumi.com/
Twitter of Dr. Rumi Ide, Ph.D. : http://twitter.com/rumiide
office 3.11 http://www.office311.jp/

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