ミュージカル役者兼広報やってます。

『アメリカ版ロミオとジュリエット!』


こんにちは!
ミュージカル『役者』兼『ひろめや?』の穂月 心(ほづきこころ)です。

このコラムでは、
『ミュージカル』の楽しさや面白さを分かりやすくお伝えして、
皆さんのミュージカルに親しんでいくきっかけ作りになれば、と思います。

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さて、前回のプレオープンを踏まえて、
第一回目のコラムを書くにあたり、

やっぱりミュージカルの王道を紹介した方がいいかな、
初体験(いや初見か?)...ってやっぱり大事だもんね、
って思い、

だったらミュージカルの本場、
アメリカ・ニューヨークのブロードウェイの公演で、
来日公演があれば、
それを紹介すればいいやん!と思って、

近々来日する公演を探してみました。

ない、ない、ない!!!

あれ?

いやまあ、あればそもそも
私が観に行くチェックをしているハズなんで。

今更探している時点で、ないわけなんですが。

『来日公演』で探すと、
出てくるのは
最近著作権問題で話題になった
韓国ミュージカル『美女はつらいの』
位でしょうか?

原作の漫画は以前読んだことがありますので、
話が面白いのはわかりますが、
Youtubeで探して動画を観た限りではよく分からず。。。

としている間に、見つけました!!

来年2012年7月に、
東京・渋谷に出来る東急シアターオーブという劇場の
こけら落とし(初めての公演)で、
『ウェスト・サイド・ストーリー』来日公演!

ああ、これぞ現代ミュージカルの原点!って感じの
ミュージカルで、
私も来日公演を見ています。

1957年初演の
皆さんご存知の悲劇
『ロミオとジュリエット』の1950年代のアメリカ・ニューヨーク版です。

舞台はNYのダウンタウン。
人種の問題から対立状態にある不良グループ「ジェット団」と「シャーク団」。

ある日ジェット団の元リーダー、
トニーは現リーダーのリフと出掛けたダンスパーティーで
美しい少女マリアに出逢い恋に落ちます。
ところが彼女は対立するシャーク団のリーダー、ベルナルドの妹だったんです!
その夜、リフはベルナルドに決闘を申し込みます。

恋と友情の板挟みにトニーは悩み、
そしてマリアに頼まれ決闘をやめさせようとしますが、

その結末には悲劇が...

という内容のミュージカルです。

1961年には映画版が出来、
アカデミー賞11部門を受賞しています!

アーサー・ローレンツ脚本、
『踊る大紐育』のレナード・バーンスタイン音楽、
『スウィーニートッド』のスティーヴン・ソンドハイム作詞です。
(この二作品については、また今度説明しますね!)

今回の来日公演は
作品の生みの親の1人である
脚本家のアーサー・ローレンツがこだわりを持って
初演版の舞台を復活させ演出した
最新プロダクションの日本初上陸だそうです。

それはどういうこと?というと
より人種問題を強調したようなんですが、
詳しくは観てのお楽しみです。

私的には
昔のダンスの群舞がめっちゃ楽しめるミュージカルです。
片脚が上がってY字バランスのようになっている青年達が
集まっているシルエット、観たことありませんか?

あ、あんなに足上がってるよ。
とか皆あんなにジャンプしているよ!といった感じです。

と思うと、
中腰になって下で指を鳴らしながら進んでいる...
そんなジェット団とシャーク団の集団が真ん中で衝突する!

昔どこかで観たことのある光景じゃないですか?
色んなところでアレンジされて使われてたりしますよね。

昔少し振りを覚えたことがありますが、
中腰でカウントとって進むのですら、
中々どうして...めっちゃハードな振りです。

だけど、観てる方はワクワクドキドキするんですよね!
男女が踊る『Mambo』も思わず掛け声をあげそうなほど
テンポよく刻みます。

とはいえ...、
作品テーマは重く、人種問題。
色々考えさせられるシーンも多々。

そして、
二人の恋愛と絡まって、
その心境が歌に表現されています。

『Tonight』は聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
心ゆさぶる歌声が聴けるでしょうか。

さあ、どんどん楽しみになってきました!
12月にはチケット発売だそうです。お楽しみに!

実は
来週から1週間、ニューヨーク・ブロードウェイに行くので、
このコラムを書きながら、
向こうで観る作品を選んでました!

今ブロードウェイで上演している作品が
来日公演するまでは暫くかかりそうですが、
少しでも現地の作品の面白さをお伝えできればと思います!

お楽しみに!
コラムニスト:穂月 心

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