箸道 ~食と生活とおいしい生き方~

「素敵な女(ヒト)」と思える瞬間


おはようございます。
「箸道」と「サイコロジック」の牟田実(むたみのる)です(^。^)


コラムニストに女性が増えました。
しかも、女性コラムニストの皆さんは超美人ぞろい。
オンエアナビの石川編集長の力はすごい。

オジサンは、薄くなるのは髪の毛だけかと思ったら
ここでの影も薄くなるばかりです(涙)。

そんなこと愚痴ったら、ある人から、
「牟田さん、そんなことないですよ。牟田さんがいないとこのコラムも輝きを失います」
と言われました。
うれしいですね。

すると、つぎのひとこと
「美人だけよりも、引き立て役がいた方が輝きも増すというものです」オイオイ

すっごく暑い日にのどがカラカラに渇き、冷蔵庫を開けました。
するとそこには、ちょうど冷えてうまそうな麦茶がありました。ニンマリ
一気に飲んだら、そばつゆだった。
そんな一言だ(;一_一)

まあ、気を取り直してコラムに取りかかりたいと思います。
今回は、食べるシーンから、オジサンから見た
「素敵な女(ヒト)に見える瞬間」についてお話したいとおもいます。

●あー、おいしかった

「なでしこジャパン」オリンピック出場切符獲得おめでとう。
北朝鮮戦引き分けはまあご愛嬌。
そういえば、最近は、完全に「ザックジャパン」は「なでしこジャパン」にやられてます。
私同様、影が薄くなってますね。

さて、「やまとなでしこ」の意味を辞書で調べてみました。
大辞泉によると「清楚な美しさ」とありました。
さらに、「可憐で繊細、芯はしっかり」。
そうなんだ。

「やまとなでしこ」と聞くと、次のことわざをいつも思い出します。

「極上の生活とは何か。それは、イギリスの家に住んで、
日本人の妻を持ち、アメリカの給料をもらい、中華料理を食べること」
うーんなるほど。

「日本の家に住んで、アメリカ人の妻を持ち、中国の給料をもらい、
イギリス料理を食べること」よりは、少なくともいいよね。

いつものとおり話が飛んでしまいました。スミマセン。

先日、渋谷で若い男女(カップル)が、居酒屋さんから出てきたところに出くわしました。
その時、女性が男性に向かって、「おいしかったねー、また来ようね」と言ってました。
これを聞いて私はすごくうれしく思いました。
そして、この女性はなんと「素敵な女(ヒト)」なんだろうと感じました。

「おいしかったねー」と言うには、まず健康でなければだめです。
カラダが元気でも心配事があったりするとおいしくいただけない。
そして「おいしかったねー」の中には、お店への感謝、二人で楽しく会話できたこと、
お腹が満たされて幸せに感じたことなどが表現されています。
「あーおいしかった」といえる女性はとても素敵だと感じます。

「今日の料理は火を通し過ぎね」
「あのサービスマンはワインのことよくわかってないわ」
「イタリアンなら、麻布の○○がいいわ」

いますよね、こういう自称「通」のひと。かわいくないよなー。

以前、オトコは「対人勢力的基準」で判断しているお話ししたことがありました。
※詳細はこちら
サイコロジック的には、オトコは、自分の意見や行動を尊重してくれる人は
「素敵な女(ヒト)」と思ってしまう単純なところがあるんです。

近頃の草食系の男性には、上目線の強いオンナが「素敵な女(ヒト)」
という人もいるかもしれません。
しかし、今回はオジサン目線で話を展開します。
オネエ系ならびに草食系の皆様、ご了解を。

●先日は、ごちそうさまでした

食事を一緒したら、お礼をいうのは礼儀。特にごちそうになったら、
相手が男性であれ女性であれ、かならずお礼を言うのは社会人として常識。
たとえワリカンだったとしても、「昨日は楽しかったです」とひとこと言えると
あなたの株は上がります。

少なくともオジサン(私のこと)が女性から言われたら
次回また誘おうと思うし、次回はごちそうしてあげちゃおと思います。

さて、メールや電話であれば
「昨日はありがとうございました」
「昨日はごちそうさまでした」でいいのですが
同じ職場で翌日また会うといったようなケースには
少し言葉を変える必要があります。

それは、「昨日は」でなく「先日は」とすること。

会って直接お礼を言う場合には、「昨日は」でなくて
「先日はありがとうございました」「先日はごちそうさまでした」といいます。
誰が聴いているかわかりません。
たとえこちらに下心がなくても、変なうわさが立つかもしれません。
「何であの人と食事に行って私には誘ってくれないの」と、ひがむ人もいるかもしれません。
そんなとき、「昨日は」でなく「先日は」と言われると、しっかり周りの空気を読んでいるので
「オーなんと気配りのある女性なんだ」と感じてしまします。
めまいがしたかと思うほどクラクラします。こういう人はまさに「素敵な女(ヒト)」。
間違っても、手紙やハガキでお礼をしてはいけません。
ファックスももちろん。言うまでもありませんね。


●料理お取りしました

立食パーティーなどに出られる機会も多いと思います。
バイキング料理や鍋物、大皿の一緒盛りのような場合は
小皿に取り分けることがよくありますよね。
この小皿への盛り付け方が上手な人は、「素敵な女(ヒト)」だなと感じます。

大皿から小皿に移すのって結構難しいんですよ。
ちょっと練習してすぐできるものでもない。
美的センス、バランス感覚、おいしそうに見せる盛り付け。
そのためには、料理の特性もわかっていないと。

「ダイエット中とお聞きしたので、サラダを中心に料理お取りしました」
こう言われたら、確実に「素敵な女(ヒト)」として一票。

一方で、料理を取ってきてくれるのは嬉しいんですが
「元はとるぞ」と言わんばかりに、小皿にあふれるぐらい盛り付けてくる場合があります。
熱い料理と冷たい料理が同じ皿に盛り付けられたりする。
スープスパゲティーかとおもったら、スパゲティーとシチューだったりする。
「いいよ、自分で取るから」
 

●ちょっと、失礼します

女性と一緒にラーメン屋さんに行きました。
すると、「ちょっとごめんなさい」といって席をはずしました。
どうしたんだろうと思いきや、すぐに戻ってきました。特に変わった様子はありません。
でもよく見ると、髪の毛を後ろで束ねて来たのでした。
ロングヘアーの人で、ラーメンを食べるのに
手で髪の毛押さえながら食べてる人いますよね。あれは、最悪。

そして、さりげなくバッグの中から、マイ箸と箸置きを出す。いいですね。
マイ箸を持つのは、決して流行りのエコのためではありません。
食事をおいしくいただくためのマイ箸です。

そうそう皆さん、今度ラーメン屋さんにいったら割り箸の匂いを嗅いでみてください。
漂白剤の匂いがしますよ。
それと多くの店が割り箸を箸筒に入れてますよね。
あの箸筒の中はどうなっているのでしょう。
割り箸を全部出して、中身はどうなっているのか?
勇気のある人は挑戦してみてください。  
私は、怖くてみることができないな。

開店以来一度も掃除していない永年の堆積した埃、
ゴキブリの死骸
髪の毛

入っているかも・・・  ゾゾゾッ
しかも、割りばしは、口にする側が下になっている・・・

ラーメン屋のオヤジさんの親指がつゆに入って
それが隠し味になっているんだという人もいますが、勘弁だな。

マイ箸を持ち歩いて、おいしいものをおいしくいただく人は「素敵な女(ヒト)」です。
日本箸道協会からのお知らせでした。



●おー、うっめー

ホットドッグやハンバーガー。
口に入るだけの大きさに切っていただくのが「素敵な女(ヒト)」。
そんなことはありません。
この場合は、かぶりつきが一番です。そして、ひとこと「おー、うっめー」
かぶりついて美味しそうに食べているのを見ると、こちらも美味しく感じます。

それでありながら、老舗料亭に行くとそれなりのいただき方ができる。

要は「KY」(この場合、「空気が読める」)な人は「素敵な女(ヒト)」だなと感じます。

だってファストフードで上品に食べられたら、
オトコは「あなたはいつもこんなところでこんな食べ方してるんだ」
と言われているように感じてしまします。
これを、サイコロジック的には「暗黙の強化」といいます。

エッ! この意味がわからない?。その説明はまた今度。
このように思わせぶりにすることを、サイコロジック的には
「ザイガルニイクテクニック」といいます。

これは以前のコラムにも載せたな。たしか・・・


プリティーウーマンという映画がありました。
「素敵な女(ヒト)」を見分けるには
オペラに連れて行けば分かるというシーンがありました。
「素敵な女(ヒト)」は感激して涙を流す。そうでない女は「寝てしまう」

食べるシーンでも「素敵度」がわかってしまうので、皆さんお気をつけを。
こういわれると、食べるの緊張してしまいますよね。

いいんです。

緊張することで、ダイエットができます。

名付けて「コラム・ダイエット」

このコラムを読むだけでダイエットできるすぐれものでした。 いいね!


最後までお読みいただきありがとうございます。
また、お会いしましょう。
コラムニスト:牟田 実

食と生活ラボ代表

食と生活ラボ代表 http://www.shoku-labo.com/
NPO法人日本箸道協会 副理事長兼事務局長 http://www.hashido.net/
Facebook: http://www.facebook.com/minoru.muta
m-muta@hashido.net

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