「アメドラ」はこうやって観るのが一番楽しい!

チヤホヤしてくれるチャラ男とリードができない草食男子。 あなたなら、どっちを選ぶ?


「草食男子」

という言葉を耳にするようになって、もう日もたちますが、
私がはじめて「草食男子」なる言葉を聞いたのは、5年前、
仕事で立ち寄ったある編集部で、でした。

10代後半から20代前半をターゲットにした、女性誌の特集で、
「エコ男子」特集をするというんです。

なんすか?ソレ
と、聞いたら、まぁ、現在、俗に言われている「草食男子」に
あてはまる項目を言うわけですね。

・自分から誘わない・告白しない
・女性をリードしない
・飲み会など、外でのイベントにはあまり参加しない
・家で過ごす時間が大好き
・家事が上手
・お弁当を会社にもっていく
などなど。

その時は、リーマンショックの1年ほど前で、
世界経済にじょじょに影が見え始めてきていた時期。

生きてる時代に、バブリーだった時期がない。
「リストラ」や「氷河期」なんて言葉を聞いてきた世代。

「エコ男子」たちはなりたくてなったんやなくって、
そうならざるをえなかったんですね。

「挑戦」よりも「安定」、「継続」、「無難」。

そこから1年ぐらいかな?
名称がいつのまにやら「草食男子」になって、世に浸透したのは。
※ほんとうの名づけの親は、コラムニストの深澤真紀さんらしいんですけどね。
2006年10月に連載コラムの中で命名したのだそう。


それでいいのか!日本男子!
なーんてことは、いいません。笑。

だって最近、世界中で草食男子が増えてますからね。
「vegetarian boys」っていえば、通じるぐらいですよ。

ってことで、今回は草食男子を主役にしたアメドラをご紹介。
その名も、「チャック」。(2007年~米)

1年ほど前の、優木まおみのCMをご覧になった方も多いのでは??
キャッチコピーは、「時給11ドルで世界を救う」

その他、PR時には「史上最弱のヒーロー」とか「草食男子」とか
いうワードが頻繁に使われてましたね。

チャック、どんだけやねん!ということで、
私はちょうど1年ぐらい前から、専用チャンネルで見始めました。

主人公のチャックは、バイモアという家電量販店で働く、若き青年。
これといって特技もなく、ゲーム大好き、家電大好きな
オタク青年。

これで僕の人生、いいのかな、と疑問を持ちつつも
それなりに幸せな毎日を淡々と過ごしていたところに・・・

大学時代に仲互いをし、それっきりだった元ルームメイトから、とあるメールが
届く。
何気なく開いてみる。そこから人生が180度かわることに・・・。

元ルームメイトは実はCIAのスパイだった・・・らしい。
そのメールには、政府の機密情報が盛り込まれており、
メールを開封したことで、それらがすべてチャックの頭の中に埋め込まれてしまった。
(どうやったら、そうなるんや!)

チャックを狙う、反政府組織!
なんとしてでも、チャック(正確にはチャックの頭の中のデータ)を守りたい政府組織!

チャックの護衛として送られてきたのが、長身美女のサラと大男のケーシー。
ここから、3人の妙なスパイ生活が始まる。

・・・と、イントロダクションはこんなとこです。
(ネット引用でもよかったのですが、もっと臨場感を出してみました。笑)

「チャック」、「サラ」、「ケーシー」。
この3人のキャラクター、みんな違ってみんないい!それぞれがよさを引き上げあってる。

ケーシー!!
この人のが、売りにしているチャックより
草食男子なんやないか!!?と思います。

近くにサラという美女がいるのに、まったくなびかず、
オフの日は家でまったりお酒をたしなむのがスキ。

巨大で表情がなくって、任務に終日。そして無口で冷めてる。
いつもは、ほんと、ぶっきらぼうで、感じ悪いオトコなんですが、

サラとの任務中、ピンチに陥った時のこのやりとりがスキー。

「一人じゃないわ!相棒も一緒よ!」(サラ)
「・・・相棒って思ってくれるのか?」(ケーシー)

サラとケーシーは同じ政府組織でも所属が違うんですね。
サラはCIA、ケーシーはNSA。

事件によっては敵同士にもなりうる両機関が
一緒に仕事をするわけですから、2人はもーーー常にピリピリ。
互いを信用しないし、いつ撃ち合いになってもおかしくない状況も多い。

そんな2人が一瞬心を通じ合わせたのが、↑の瞬間。

地味な場面なのですが、私はスキですね~
あまり感情を出さない(もってない)人が一瞬みせる、
たぶんうれしいんだろうなーな表情、そして不器用な言葉。

あとは、シーズン2の終盤。

チャックの任務が完了し、3人はそれぞれの生活に戻る。

・・・が、まぁ、シーズン2で終わっちまったら全く意味ないので、
また、トラブルが起きますよね。

護衛がいなくなった状況で、襲われるチャック!
かろうじて、サラは近くにいるんだけど、
なかなか終わりが見えない!

というか、2人の絆やその周囲の人たちの存在が大きくて、
このあたりで観客(私だけ?)は、けっこうケーシーの存在を忘れるんです。

普通、思うやないですか。
3人が主役級なら、このあたりでケーシー来るやろうな、とか。

でも、けっこう、このラストシーンに絡んでるキャスト陣で
間に合ってて、全然ケーシーくるなんて思わなかった。

そんなときに、ケーシーが登場したんで、

「あ、おったわ、そういや、この人!」
ていう、意表つかれた感と、

「ケーシーなんで?海外にいたんじゃないの?」(チャック)
「だって、呼んだだろ?おれを」(ケーシー)

チャック、知らないうちにケーシーから渡されてた緊急電話のボタンを
プッシュしちゃってたんですね。
いいタイミングすぎるけど。

私は、この、ケーシーの「呼んだだろ?」の場面が
すごくスキ。

シーズン初めはほんとに、
周囲に興味がなくて、無感情なやなやつだったのに、

ストーリーが進むにつれて
感情の出し方が分かりやすくなってきて、

この、最後のシーンはシーズンの山場だった・・・
シーズン史上最高の、ケーシーの感情表現でしたね。

じーんとしました。

ケーシー、草食でいいんです。

草食だからこそ、ちょっとのことがすごいことに見えて
感動しちゃうんやもん。


ケーシーで盛り上がりすぎちゃった。
主役のチャックは??笑。

えぇ、もちろんチャックもいいやつだし、
サラもとってもキュート。


サラの恋愛の仕方や生き方は、見た目以上に
本当にかわいくて、その話ももっともっとしたかったのですが、

ケーシーについて語ってたら、もう、こんな文章量に。笑。

てことで、今回はこの辺に。
また、機会があれば、
「サラ」がとってもかわいいストーリーをお話します☆

※ちなみに・・・
ケーシー役のアダム・ボールドウィン。
http://www.superdramatv.com/line/chuck/cast/detail.html#cast_3

あまり主役級な作品はないみたいだけど、
昔から、ちょこちょこ色んなのに、出てるみたいです。

これで、50歳近いなんて・・・!!

Special Thanks
Haruka

コラムニスト:伊藤 遥

ベリトランス 広報

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